そもそもEFOとは? EFOとはEntry Form Optimizationの頭文字の略称で、企業内のサイトなどでユーザーが入力しやすい形にエントリーフォームを最適化していく施策です。WEBサイト上のEFOの例としては […]
そもそもEFOとは?
EFOとはEntry Form Optimizationの頭文字の略称で、企業内のサイトなどでユーザーが入力しやすい形にエントリーフォームを最適化していく施策です。WEBサイト上のEFOの例としては、ネットショッピングや会員登録、資料請求などがあります。
EFO対策を行うべき理由
スマートフォンが普及したことにより、ユーザーと企業の結びつきは対面からWEB上に移行し、WEB上で購入・契約などが完結することも多くなっています。そのため企業のサイトは、ユーザーとの信頼関係を築く場所となっています。
では、なぜEFO対策を行う必要性があるのでしょうか。ここでは、EFO対策を行うべき2つの理由について解説します。
EFOで離脱率を下げることができる
ユーザー目線から見たEFOの本質は、入力がストレスなくスムーズに完了することです。なぜならユーザーは目的を持って企業の入力フォームに個人情報を入力していくため、使い勝手が悪くスムーズに入力できない場合にはストレスを感じ、サイトから離脱してしまう可能性が高くなります。
EFOで入力フォームを最適化していくことで、ユーザーがストレスなくアクションを完了することができます。また、入力フォームで途中離脱するユーザー率を下げるだけでなく、その企業への印象や信頼感を高めることもできます。
EFOでコンバージョンを増加することができる
コンバージョンとはサイトを訪問したユーザーが、目標としている行動を起こしてくれた状態のことです。このコンバージョンの数を見ることで、現状の入力フォームが目標としている基準に達しているかを判断することができます。
企業サイトへの訪問者数が多くてもコンバージョンが低い場合は、ユーザーがアクションを完了できるようにEFOを行っていく必要があります。EFOを活用することで、訪問したユーザーはアクションを完了しやすくなり、結果としてコンバージョンを増加させることに繋がります。
ユーザーが離脱するタイミングはどこ?
企業を信頼して、会員登録、購入・資料請求を目標にサイトを訪問しても、訪問した全てのユーザーが入力アクションを完了しているわけではありません。では、ユーザーはどのタイミングで離脱することが多いのでしょうか。
ここでは、ユーザーが離脱しやすい5つのタイミングについて解説します。
フォームが長い
入力フォーム自体が長いという印象を持たれると、ユーザーは途中で離脱してしまう可能性が高まります。長いフォームと感じても価値があるとユーザーが感じれば、最後までアクションを完了してくれるユーザーもいますが、長くて面倒くさいと考えて途中離脱するユーザーが多いことも事実です。
入力がリセットされる
ユーザーが「誤入力に気づき「戻る」ボタンを押した結果、入力した情報がリセットされ、もう一度最初から入力しなくてはいけなくなった。」という事象は、ユーザーにストレスを与えてしまいます。また、「エラーが出て入力作業が振り出しに戻る」というのもユーザーに不満を与えます。
2回程度ならば再入力してくれるユーザーも多いですが、それでも一度入力した個人情報などを再入力することはユーザーのストレスを高めて、離脱する原因となります。
必須項目がわかりにくい
入力フォームには、全ての項目が入力必須な場合と、必須項目と任意項目が混ざっている場合の2パターンがあります。
必須項目がわかりにくいフォームは、必要最小限の情報のみ入力したいユーザーに、「必須項目入力エラー」が出やすくストレスを与えてしまい、離脱するユーザーを増やすリスクが高まります。
半角全角の指定がある
ユーザーが入力完了後に、「半角で入力してください」というエラーメッセージが表示され、入力をやり直さなければならない状況になった場合、ユーザーは大きなストレスを感じて面倒臭いと感じ離脱する可能性が大きくなります。
フォーム内に他ページへのリンクがある
フォーム内に問い合わせ用の電話番号や、他のリンクへ遷移させようとするバナーが設定されているフォームも注意が必要です。理由は、他のページに移動するため興味が薄れてしまったり、ページを離れることで入力した内容が消えて、離脱率が高まりやすくなるからです。
EFO(入力フォーム最適化)の3つのポイント
ユーザーが離脱するタイミングは大きく5つありますが、これを踏まえて目的を持って訪問したユーザーを離脱させないように、EFOが大きな役割を担っていきます。ここでは、EFOの3つのポイントについて紹介します。
入力項目は最小限に
入力する項目数が多いと、ユーザーは面倒臭いと感じてしまい、実際に離脱したユーザーの6割は「項目数が多く面倒になった」という統計が出ています。そのため入力する項目数を最小限に抑えることで、スッキリした印象を持たせることができ、ユーザーにお手軽感を感じさせることができます。
できるだけページを分けずにまとめる
入力項目と同様にページ数が複数に及んでいる場合も、ユーザーが面倒くさいと感じて、離脱の原因になります。 必要性が低い入力項目数を表示しないようにして、1ページ以内に収めてコンパクト感のあるフォームにまとめましょう。
入力した内容は記憶できるようにする
入力完了後のエラーによる入力内容がリセットされ、全て再入力となれば、ユーザーがストレスを感じ離脱するタイミングです。入力された内容は必ず全て残されている仕様にしておくことで、ユーザーのフォーム入力のストレスを抑えることができます。
EFOツールで改善できる項目
EFOツールでフォームを改善できる項目を抑えておくことで、ユーザーの離脱を最小限に抑えることができます。ここでは、EFOツールで改善できる項目について解説します。
必須項目であることを明記する
必須項目の記入漏れエラーによるストレスをユーザーに与えないためには、入力が必須である項目を明確に明記しておく必要があります。また、必須項目を全て入力しないと「次へ」や「確定する」などのボタンを押せないように設定しておくことも有効的です。
半角全角の指定を明記する
必須項目の中でも電話番号やメールアドレスなどは、半角で入力しなければエラーが発生する可能性があります。特にメールアドレスは英数字が混在したものを入力することが多く、再入力はストレスを感じます。
ユーザーに再入力のストレスを感じさせないためにも、半角全角の入力形式の指定を分かりやすいように明記しましょう。また、半角全角の区別を無くしたり、全角で入力しても自動で半角になるように設定する対策もおすすめです。
「入力完了」以外のボタンのリンクを外す
そのタイミングで必要でないバナーが表示されていると、ユーザーがそちらに移動して、スムーズに入力を完了することができません。他のリンクへ誘発して離脱するリスクを下げるためにも、フォームには「入力完了」以外のボタンのリンクを外しましょう。
離脱を確認をするメッセージを表示する
ユーザーのサイト離脱を防ぐ有効的改善として、「戻る」などの離脱するアクションを起こした場合に、「本当にページを離れますか」という離脱を確認するメッセージを表示することも効果的です。
確認のメッセージを表示することで、ユーザーは離脱してしまうことをためらい、ページを離れないユーザーを増やすことに繋がります。また、誤ってクリックしてページを離れようとしたユーザーにも、認知させる意味でも有効です。
まとめ
EFO対策を行うことは、サイトを訪れたユーザーの離脱率を改善し、広告や集客の最適化と同様に、申し込み数拡大に大きな影響を与えます。自社サイトの離脱要因をユーザー目線で考察して、訪問した多くのユーザーが最終申し込みまで到達するようにEFO対策を講じていきましょう。
参考記事:株式会社エフ・コード様-EFOとは?入力フォーム最適化のポイントを徹底解説
株式会社koujitsu 会社紹介資料
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