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成果が出るホームページの改善方法

2023.04.23更新

企業や個人事業主が売上や集客効果を上げるためには、ホームページが果たしている役割は大きいものとなっています。しかし、企業やお店の情報をただ掲載していても、効果的な集客・増益に繋がりにくいのが現状です。   この […]

企業や個人事業主が売上や集客効果を上げるためには、ホームページが果たしている役割は大きいものとなっています。しかし、企業やお店の情報をただ掲載していても、効果的な集客・増益に繋がりにくいのが現状です。

 

この記事では企業や個人事業主が集客などで、成果が出やすいホームページに改善していくための手法についてご紹介します。ぜひホームページの作成の参考にしてください。

 

ホームページを改善するメリット

コロナ渦の影響もあって対面の機会が減り、消費者が商品やサービスの購入・利用を判断する材料として、ホームページが担う役割はこれまで以上に大きくなっています。ここでは、ホームページを自社に合った形に改善することで、得られるメリットがあります。

 

売上UPや問い合わせが増える可能性がある!

消費者の多くは事前にホームページをチェックして、ホームページに詳細な商品やサービスの紹介が書かれていれば、顧客の問い合わせや来店へのハードルを下げることができます。

 

ホームページ訪問者に商品・サービスに興味を持たせることができれば、問い合わせなどの接点を増やすことができ、売上UPに繋げていくことができます。

 

ホームページを改善するデメリット

ホームページを改善することは、メリットがある一方でデメリットも存在しています。

 

ホームページが使いにくくなることもある

ホームページを改善しても、確実にアクセス数が増えて売上がUPするわけではありません。今まで検索上位だった場合、順位が下がってしまう可能性があり、訪問者から見て使い勝手が悪く感じる可能性があります。

 

ホームページ改善が失敗するのはなぜ?

消費者に購入・利用などの最終決断を後押しするための手段として、ホームページを改善しても、リニューアルに失敗してしまう場合があります。ホームページの改善に失敗する原因として、次のような原因があります。

分析をして根拠のある改善をしていないから

ホームページを改善する際に重要なのは、現状のホームページの長所・短所をしっかり分析した上で改善することです。改善の必要性の根拠を持たずに改善しても、顧客のニーズに合わない「目的に合わないホームページ」になってしまう可能性が高くなります。

 

目的に合ったホームページに改善するためには、まずは現状のホームページの問題点を洗い出し、リニューアルの必要性を理解することが重要です。

 

成果の出るホームページ改善5ステップ


集客や売上UPなどの成果に繋がるホームページ改善にしていくためには、改善のプロセスも重要になります。ここでは、成果の出るホームページにするための改善プロセスの5つのステップについて解説します。

 

ステップ1 現状を分析する

ホームページを効果的に改善するためには、まずは現状ホームページの状況を把握しておく必要があり、現状を分析することからスタートします。分析する上で見るべき指標は下記の6つとなり、ツールなどを活用して分析していきましょう。

 

●ユーザーがページに再度戻ってきているか

サイトを訪問したユーザーが、サイト内の別ページに数アクセスして、どれくらいのユーザーが元のページまで戻ってきているかを分析します。これを分析することで、ユーザーが離脱しているページの割合を出すことができ、離脱率が高いページへの改善施策を立てることができます。

 

●直帰率は?

直帰率は、ユーザーがサイトに訪問したページから他のページを見ることなく、すぐに離脱した割合を示す指標です。この数値が高いと、離脱率を高めるツールバーや広告表示などが上手く活用できていないと考えられます。

 

●滞在時間は?

サイトを訪問したユーザーが、サイトに滞在していた時間を分析しておきましょう。滞在時間が短すぎる場合は、ユーザーが求めている情報を十分に提供できていないと考えられます。

 

●回遊率は?

回遊率とは、サイトに訪問したユーザー1人あたりのPV数を表す指標で、ユーザーが最初に訪問したページから同じサイト内の他のページにアクセスすれば回遊率は上がります。一般的に回遊率が高いサイトほど、ユーザーのエンゲージメント(愛着)が高いサイトとされています。

 

●CV数は?

 CV(コンバージョン)数とは、広告をクリックして訪れたユーザーが、そのサイトで問い合わせ・購入・会員登録など広告を出稿している広告主にとって成果とみなされる数を表す指標です。このCV数は、リスティング広告を運用・活用していく上で重要な指標とされています。

 

●CVRは?

CVR(コンバージョンレート)とは、サイト訪問者の中で購入や問い合わせなどの目的行動をしてくれたか測る指標です。CVRは、ページの課題と対策を把握するために特に重要な指標とされていて、マーケティング上でも重要な指標とされています。

 

ステップ2 課題の解決方法を出す

洗い出した現状を踏まえて課題を特定し、その課題の原因の仮説を立てて、改善策を出していきます。どの改善案にどのくらいのリソースがかかるのか見通しを立てて、効率よく改善施策を実行できるように計画立てをすることが重要です。

 

ステップ3 優先順位とスケジュールを決める

改善案に「結果に対するインパクトがどれくらい見込めるか」を軸に優先順位をつけ、改善策を実行するためのスケジュールを決めていきます。たくさんの改善策を同時に実行してしまうと、何が成果に結びついたのか分かりにくいため、結果が明確に分かるようにスケジュールを組みましょう。

 

ステップ4 施策を実行をする

改善策とスケジューリングができたら、施策を実行するフェーズに移行します。改善策を実行する際には、いつから何の施策を実行したのか明確に記録をして、どの指標の改善を見込んでいるかを明確にしておくことが重要です。

 

ステップ5 効果検証する

改善施策を実行後、一定の期間を置いてから改善施策の効果を検証し、予め立てていた仮説が正しかったか確かめていきます。もし仮説と異なる結果だった場合は、その要因を探っていきます。

 

また成功した改善施策は、他のページにも横展開できる可能性があり、さらなるサイト改善の効果を高めていくことに繋がります。成功も失敗も実行したことで「知恵」となり、それを積み重ねていくことで、サイト改善をビジネス上の成果に繋げることができます。

 

ホームページ改善する際の注意点

成果が出やすいホームページ改善に結びつけていくためには、抑えておきたい次のようなポイントがあります。

 

  • 改善の目的・目標を明確にする
  • ユーザーファーストをベースにして改善点を探る
  • 改善と効果測定を継続的に実施する

 

この3つのポイントを抑えた上で改善プロセスを踏んでいかないと、成果が出るホームページ改善には繋がりにくくなります。また1回の改善施策実行で終わりではなく、目的を明確にユーザー視点で、改善と検証を繰り返しながら少しずつホームページを改善していきましょう。

 

集客を増やしたい時は何を改善すればいいのか?

集客を増やすためにはホームページの改善だけでなく、ホームページへの訪問数を増やす対策が必要です。 そのためには、3つのポイントを活用・改善していくことで、集客を増やすことに繋がりますので抑えておきましょう。

 

SNSを使う

企業がSNSで情報発信をすることは、集客拡大ツールとして効果的と言われています。理由は、投稿を通じて商品・サービス、会社の雰囲気を感じられるようになり、信頼度が上がるからです。たくさんのフォロワーを獲得して、バズることができれば、爆発的な効果に期待できます。

 

しかし、使用するSNSによってターゲット層が異なるため、自社の商品・サービスに合ったSNSを選ぶことが重要です。

 

PPC広告

PPC広告(リスティング広告)とは、検索結果の上部や右側に広告を表示させるサービスです。PPC広告はユーザーが広告をクリックすることで初めて料金が発生するため、サービスを欲しているユーザーに効率的に費用を使うことができます。

 

PPC広告は運用の仕方で効果の表れ方に大きな差が出やすいため、広告掲載順位が上位になるように、「品質スコア」を高めることが重要です。

 

SEO対策

ユーザーに自社ホームページに訪問してもらうためには、SEO対策(検索エンジン最適化)は必須です。選定したキーワードで検索エンジンで見つけてもらいやすいように、検索結果の質を高め、常にブラッシュアップしていく必要があります。

 

SEOは広告ではないため基本的に無料で施策することができ、コンテンツが増えることで流入につながるストック資産を増やすことに繋がります。

 

まとめ

集客や売上に対してのホームページが果たす重要性は、これからさらに高まっていくことが予想されます。商品・サービスに興味を持ったユーザーを誘導して、ユーザーが購入・利用の最終決断を後押しできるホームページになっているか、継続的に検証して改善して集客を増やしていきましょう。

早坂遊羽

株式会社koujitsu 取締役 COO


京都大学卒業後、大手SIerにてITコンサルタントとして従事。官公庁や大手民間企業のプロジェクトにおいてメンバーとして関わる中で、よりハンズオンの支援に携わりたいと考えるようになる。その後PRコンサルタント、事業会社広報、人材事業立ち上げを経てkoujitsuへ参画。現職ではマーケティング事業部を統括しながら、プレイヤーとしてクライアントのマーケティング戦略企画・実務運用にも携わっている。

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