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新規事業立ち上げで失敗しない!マネジメントの秘訣と成功への5ステップ

2025.12.27更新

「新規事業を立ち上げたけれど、何から手を付ければいいのか分からない…」「計画通りに進まず、途方に暮れている…」 そんな悩みを抱えているあなたへ。この記事では、新規事業を成功に導くためのマネジメントの全てを解説します。市場 […]

「新規事業を立ち上げたけれど、何から手を付ければいいのか分からない…」「計画通りに進まず、途方に暮れている…」

そんな悩みを抱えているあなたへ。この記事では、新規事業を成功に導くためのマネジメントの全てを解説します。市場調査、事業計画の策定、リスク管理、KPI設定、組織マネジメント… 成功への道筋を、豊富な事例と共にご紹介。この記事を読めば、あなたの新規事業が成功へと大きく近づくでしょう。

新規事業を成功させるための5つのステップ

新規事業を成功に導くには、体系的なステップを踏むことが重要です。ここでは、市場調査からKPI設定、進捗管理まで、新規事業立ち上げにおいて不可欠な5つのステップを具体的に解説します。これらのステップを一つひとつ着実に実行すれば、成功への確度を高められるでしょう。

1. 市場調査:成功への第一歩

新規事業の成否は、市場をどれだけ深く理解しているかに大きく左右されます。市場調査は、事業の方向性を決定し、リスクを最小限に抑えるための最初の、そして最も重要なステップです。

まず、対象とする市場の規模や成長性、現在のトレンドを把握しましょう。次に、どのような顧客層がターゲットとなるのかを明確にし、その顧客が抱えるニーズや課題を深く掘り下げます

顧客インタビューやアンケート調査は、ターゲット顧客の生の声を聞き、潜在的なニーズを発見する上で非常に有効な手段です。さらに、競合他社の製品やサービス、強み、弱みを詳細に分析することで、自社の差別化ポイントを見つけ出すことができます。

これらの情報を収集・分析することで、精度の高い市場理解を深め、事業の成功確率を高めるための強固な基盤を築くことができるのです。

2. 事業計画:未来を描く設計図

市場調査で得られた情報を基に、具体的な事業計画を策定します。事業計画は、新規事業の全体像を明確にし、関係者間の共通認識を形成するための設計図です。

事業計画書は、通常、以下のような構成要素から成り立ちます。

  • エグゼクティブサマリー: 事業の概要と目標を簡潔にまとめたもの
  • 製品・サービス: 詳細と独自性を説明
  • 市場分析: 市場調査の結果をまとめたもの
  • マーケティング戦略: 製品・サービスを市場に届けル手法、顧客獲得方法を定義
  • 財務計画: 収益予測、費用計画、資金調達計画などを具体的に数値で示し、事業の実現可能性を評価

計画策定には、SWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)、3C分析(顧客、競合、自社)、PEST分析(政治、経済、社会、技術)といったフレームワークを活用すれば、多角的な視点から事業環境を分析し、より客観的で説得力のある計画を立てられます。

3. ビジネスモデル構築:収益の仕組みを作る

事業計画が未来のビジョンを描く設計図であるならば、ビジネスモデルはそのビジョンを実現し、持続的な収益を生み出すための具体的な仕組みです。ここでは、ビジネスモデルキャンバスの各要素を参考に、その構築方法を解説します。

ビジネスモデルキャンバスは、事業を9つのブロックに分けて視覚的に整理するツールです。まず、「顧客セグメント」で誰に価値を提供するのかを明確にします。次に、その顧客に提供する「提供価値」を定義し、どのように顧客に届けるか「チャネル」を検討します。

顧客との関係性を築く「顧客との関係」も重要です。事業を運営するために必要な「主要活動」と「主要リソース」を特定し、不足する要素を補うための「パートナー」を検討します。

これらの活動にかかる「コスト構造」と、最終的に事業がどのように収益を得るのか「収益の流れ」を具体的に設計すると、持続可能なビジネスモデルを構築できます。

4. リスク管理:不確実性への備え

新規事業には、常に不確実性とそれに伴うリスクがつきものです。これらのリスクを事前に特定し、評価し、対策を講じる「リスク管理」は、事業の安定的な成長のために欠かせません。

新規事業に潜むリスクには、市場の変化による「市場リスク」、技術的な問題による「技術リスク」、資金繰りに関する「財務リスク」、優秀な人材の確保や定着に関する「人材リスク」など多岐にわたります。

これらのリスクを特定したら、それぞれの発生確率と影響度を評価し、優先順位をつけます。そして、各リスクに対して、事前に回避する、発生しても影響を軽減する、あるいは万一発生した場合の対応策を具体的に計画します。

例えば、市場リスクに対しては、複数のターゲット層を想定したり、MVP(Minimum Viable Product)を投入して市場の反応を早期に確認するといった方法が考えられます。リスクマネジメント計画を策定し、定期的に見直せば、不測の事態にも冷静に対応し、事業への影響を最小限に抑えられます。

5. KPI設定と進捗管理:目標達成への道

新規事業を成功に導くには、目標を明確にし、その達成度合いを客観的に測る指標(KPI:Key Performance Indicator)を設定し、定期的に進捗を管理することが不可欠です。

KPIは、事業の成功に直結する重要な指標であるべきです。設定にあたっては、SMART原則(Specific:具体的か、Measurable:測定可能か、Achievable:達成可能か、Relevant:関連性があるか、Time-bound:期限があるか)に基づいて明確に定義しましょう。

例えば、「Webサイトの月間PV数を〇万に増やす」「新規顧客獲得コストを〇円以下に抑える」といった形です。設定したKPIは、ダッシュボードツールなどを活用して常に可視化し、チーム全体で共有します。

そして、PDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Act:改善)を定期的に回し、目標と実績の乖離を分析し、必要に応じて戦略や施策を改善することで、目標達成へと着実に事業を進められます。

関連記事:新規事業における業務自動化の重要性は?進め方や業務例を解説

組織マネジメント:最強のチームを作る

新規事業を成功に導くためには、強力なチームの存在が頼りです。どんなに優れたビジネスモデルや計画があっても、それを実行する組織が機能しなければ成果は得られません。

ここでは、新規事業を推進する上で重要な組織マネジメントに焦点を当て、強力なチームを構築し、効果的に機能させるためのチーム編成、役割分担、コミュニケーション戦略、そしてメンバーのモチベーション維持について解説します。

チーム編成と役割分担

新規事業の成功は、適切なスキルセットと経験を持つメンバーを揃え、それぞれの役割を明確にすることから始まります。まずは、事業に必要な専門知識(マーケティング、開発、営業、財務など)を洗い出し、それらをカバーできる人材を選定します。特に立ち上げ期はリソースが限られるため、少人数のチームで多角的な役割を担うことも少なくありません。

各メンバーには、担当する業務だけでなく、その責任範囲と期待される成果を具体的に共有することが重要です。これにより、各自がオーナーシップを持って業務に取り組み、チーム全体の生産性向上に繋がります。

コミュニケーションと情報共有

チーム内の円滑なコミュニケーションと透明性の高い情報共有は、新規事業の成功に不可欠です。認識のずれは、プロジェクトの遅延や手戻りの原因となるため、日常的な情報交換を促進する仕組みを構築しましょう。

具体的には、週次や日次の定例ミーティングを設定し、進捗状況や課題を共有する場を設けることが有効です。また、チャットツールやプロジェクト管理ツール、情報共有プラットフォームなどを活用し、リアルタイムでの情報共有を可能にすることも重要です。これにより、チーム全体が常に同じ情報を持ち、迅速な意思決定と問題解決が可能になります。

モチベーション管理

新規事業は不確実性が高く、困難に直面することも少なくありません。そうした状況下でチームメンバーのモチベーションを維持・向上させることは、マネージャーの重要な役割です。

まず、事業のビジョンや目標を明確に共有し、メンバー一人ひとりが自身の仕事が事業の成功にどう貢献するのかを理解させることが大切です。また、小さな成功であっても積極的に承認し、成果を可視化することで達成感を共有しましょう。

定期的なフィードバックを通じて、メンバーの成長を促し、新たな挑戦の機会を提供することもモチベーション向上に繋がります。メンバーが安心して意見を言える心理的安全性の高い環境を作ることも忘れてはなりません。

関連記事:組織マネジメントとは?フレームワークや企業事例3選を紹介

資金調達:事業を加速させる

新規事業の成長を加速させるためには、適切なタイミングで資金調達しなければなりません。ここでは、新規事業が利用できる様々な資金調達の方法から、調達時に注意すべき点、そして成功事例までを詳しく解説します。

資金調達の種類

新規事業の資金調達には、事業のステージや特性に応じて多岐にわたる選択肢があります。主な資金調達の種類とその特徴を理解し、自身の事業に最適な方法を選びましょう。

資金調達の種類 特徴
ベンチャーキャピタル(VC) 成長性の高い未上場企業に投資し、IPOやM&Aでの売却益を狙う投資会社です。資金提供に加え、経営支援やネットワーク提供も期待できますが、経営への関与度が高まる可能性があります。
エンジェル投資家 個人の富裕層が、成長が期待できるスタートアップ企業に自己資金を投資します。経営支援を行うケースもあり、個人の判断で投資されるため柔軟な条件交渉が可能な場合もあります。
銀行融資 信用力や担保に基づき、金融機関から資金を借り入れる方法です。返済義務が生じますが、経営への介入が少ない点がメリット。新規事業は実績がないため融資審査が厳しい傾向にあります。
クラウドファンディング インターネットを通じて不特定多数の人々から少額ずつ資金を募る方法です。購入型、寄付型、投資型などがあり、事業のPRにもつながる可能性があります。
補助金・助成金 国や地方公共団体が特定の政策目的のために提供する返済不要な資金です。申請には要件があり、採択されるまでに時間がかかる場合があります。

資金調達の注意点

資金調達は事業成長の大きなチャンスである一方、いくつかの注意点が存在します。これらを事前に理解しておけば、将来的なトラブルを避け、投資家との良好な関係を築けます。

資金調達の際には、契約内容を十分に確認しましょう。特に株式による調達の場合、経営権の希薄化や、投資家が持つ拒否権などの条件に注意が必要です。

また、返済義務のある融資の場合は、事業計画に基づいた現実的な返済計画を立て、無理のない範囲での借入を心がけましょう。投資家とのコミュニケーションを密にし、事業の進捗状況や課題を正直に共有して信頼関係を構築し、長期的なパートナーシップを築くことが成功の鍵です。

資金調達の成功事例

具体的な成功事例からの学びは、自身の資金調達戦略を練る上で非常に有効です。ここでは、いくつかの新規事業がどのように資金を調達し、成長を実現したかを紹介します。

例えば、あるAIスタートアップは、創業初期にエンジェル投資家からシードマネーを調達し、プロダクト開発を加速させました。

その後、プロダクトが市場で評価され始めた段階で、複数のVCからシリーズAラウンドの資金調達に成功。この際、VCは技術力だけでなく、経営チームのビジョンと実行力を高く評価したと言われています。

また、別の地域活性化を目指す新規事業は、地域の金融機関からの融資と、地元住民を巻き込んだ購入型クラウドファンディングを組み合わせることで、資金を調達し、地域コミュニティとの連携を強化しました。

これらの事例から、事業の特性や成長ステージに応じた最適な資金調達戦略を立てること、そして投資家や支援者との信頼関係を築くことが成功の重要な要素であることがわかります。

成功事例に学ぶ:新規事業マネジメントの秘訣

新規事業を成功に導くためには、過去の事例から学ぶことが非常に重要です。ここでは、成功した新規事業がどのようなマネジメントを行っていたのか、また、失敗した事業から得られる教訓は何かを具体的に理解しましょう。

成功事例

あるSaaS企業が提供する「中小企業向けクラウド会計ソフト」が挙げられます。この事業は、既存の大手会計ソフトが抱える「高価格帯」「複雑な機能」といった課題に着目し、「低価格」「直感的な操作性」を強みとして市場に参入しました。

成功の秘訣は、徹底した顧客インサイトの把握と、アジャイル開発による迅速なプロダクト改善でした。彼らは、顧客からのフィードバックを積極的に取り入れ、短いサイクルで機能追加や改善を繰り返し、ユーザー体験を最適化していきました。また、カスタマーサポート体制の強化にも注力し、顧客ロイヤルティを高めたことも成功要因です。

失敗事例

ある大手企業が鳴り物入りで参入した「AI搭載のスマート家電」事業は、鳴かず飛ばずで撤退を余儀なくされました。このケースでは、技術先行型で「何ができるか」に焦点を当てすぎ、「顧客が何を求めているか」という視点が欠けていました

高機能であるにもかかわらず、ユーザーにとっての明確な価値提案ができておらず、既存の代替品と比較して優位性を見出せなかったのです。さらに、市場投入後のプロモーション戦略も不十分で、製品の魅力がターゲット層に十分に伝わらなかったことも失敗の一因と考えられます。

これらの事例から、新規事業マネジメントにおいて重要なのは、市場と顧客を深く理解し、そのニーズに応えるプロダクトやサービスを開発すること、そして、市場の変化や顧客の反応に柔軟に対応しながら、継続的に改善を重ねていくことだと言えるでしょう。

また、どんなに優れた製品でも、適切なマーケティングとプロモーションがなければ成功は難しいということも示唆しています。

まとめ:あなたの新規事業を成功へ

この記事では、新規事業を成功に導くためのマネジメントについて、その定義から具体的な実践ステップ、組織マネジメント、資金調達までを網羅的に解説しました。新規事業の立ち上げは、不確実性の高い挑戦ですが、適切なマネジメントを行うことで成功確率は大きく向上します。

成功には、まず市場調査でニーズを把握し、強固な事業計画とビジネスモデルを構築しましょう。リスクを管理し、KPIを設定して進捗を可視化するのも不可欠です。

何よりも重要なのは、最高のチームを組織し、適切なコミュニケーションとモチベーション管理で事業を推進することです。マネジメントは一朝一夕で習得できませんが、本記事の各ステップを理解し実践を繰り返せば、着実に事業を成長させられます。失敗を恐れず、学びを活かし、新規事業を成功へと導きましょう。

koujitsuは、新規事業の計画策定からKPI設計、組織マネジメントまでを一貫して支援します。ぜひお気軽にご相談ください。

koujitsu編集部

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