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新規事業を立ち上げるための基礎知識!成功のための手順や種類を解説

2024.11.29更新

新規事業を立ち上げる際には、多くの企業が夢や希望とともに、不安や課題を抱えています。既存事業が成熟しつつある現在、新たな成長機会を求める動きは重要性を増しています。しかし、新規事業の立ち上げにはリスクが伴い、その成功には […]

新規事業を立ち上げる際には、多くの企業が夢や希望とともに、不安や課題を抱えています。既存事業が成熟しつつある現在、新たな成長機会を求める動きは重要性を増しています。しかし、新規事業の立ち上げにはリスクが伴い、その成功には綿密な計画と深い理解が欠かせません。

本記事では、新規事業を成功に導くために必要な基礎知識を解説します。成功への第一歩として、手順や種類、そして狙い目となる条件を理解することが大切です。そのため、これから新規事業の立ち上げを検討している方々に向けて、有益な情報をお届けします。

新規事業の意義と重要性

新規事業とは

新規事業の立ち上げは、単に利益を追求するだけでなく、企業が市場での競争力を維持し、さらなる成長を目指すための重要な戦略です。特に急速な技術進化や市場環境の変化に対応するためには、既存事業に頼るだけでは限界があります。新規事業を通じてリスクを分散し、収益の多角化を図ることは企業の安定性を高めるうえで大切なポイントです。

また、新規事業は単なる収益向上だけでなく、人材育成の場としても機能します。新しい市場や技術に取り組むことで、社員が新たなスキルを習得し、将来的に企業全体の成長を牽引する人材に成長する機会を提供します。こうした観点から、新規事業は短期的な利益だけでなく、長期的な視点での成長戦略としても非常に意義深いものといえるでしょう。

さらに、新規事業は企業文化の変革を促進する役割も担います。新たな挑戦を受け入れる柔軟な企業文化を作り上げることで、変化に対応しやすい組織体制を構築できます。これにより、今後予測される市場の変化や不確実性に対応するための基盤を作ることが可能です。

新規事業の狙い目になる条件

新規事業の成功には、適切な市場や条件を見極めることが重要となります。競争が激しい分野に参入するのではなく、自社が持つリソースを活かせる領域を見つけることがポイントです。

第一に、競合が少ない市場を狙うことです。競争が少ない市場では、価格競争に巻き込まれるリスクが低く、独自のポジションを築きやすいでしょう。例えば、新興市場やニッチな分野は競争が少なく、参入初期段階から自社の強みを発揮しやすい環境です。

次に、顧客ニーズが高い分野を選定することが重要となります。顧客の潜在的な課題を解決する商品やサービスを提供できれば、需要を迅速に獲得できます。市場調査やデータ分析を通じて、顧客がどのような問題を抱えているかを深掘りし、その解決策を提案する新規事業は成功の可能性が高まるでしょう。

最後に、自社が価値を提供できる領域であることが必要となります。自社の技術やノウハウを活かせる市場であれば、競争優位性を築きやすいです。たとえば、製造業の企業であれば、高度な技術を活用した製品開発やサービス展開が考えられます。こうした条件を満たす市場を選定することで、新規事業の成功確率を高めることができます。

新規事業の種類・方向性

新規事業を立ち上げる際には、その種類や方向性を理解し、自社に最適な戦略を選ぶことが欠かせません。それぞれの方向性にはメリットとデメリットが存在し、戦略的な意思決定が求められます。

市場の新規開拓

市場の新規開拓は、既存の製品やサービスを未開拓の市場に展開する戦略です。このアプローチのメリットは、新たな顧客層を獲得することで売上を拡大できる点です。例えば、地域の拡大や海外市場への進出が代表的な例でしょう。一方で、未知の市場に参入する際には、文化や法律、競争環境などの新たな課題に対応する必要があります。

事業の多角化

事業の多角化は、異なる業種や分野に進出する戦略です。この方法は、収益源を多様化することでリスクを分散できる点がメリットです。たとえば、食品業界の企業がヘルスケア分野に参入するケースが挙げられます。しかし、多角化には専門外の分野に進出するリスクが伴い、十分な市場調査と準備が求められます

新製品や新サービスの設立

新製品や新サービスの立ち上げは、自社の既存技術やリソースを活用して新たな価値を提供する戦略です。
このアプローチの魅力は、既存のブランド力を活かしながら新しい収益源を生み出せる点にあります。ただし、開発コストや市場投入までの時間がかかるため、綿密な計画が必要です。

事業の大幅転換

事業の大幅転換は、既存事業から完全に新しい分野に移行する戦略です。この選択は、高リスクながらも大きな成長が期待できる場合に採用されます。例えば、IT企業が人工知能分野に進出するケースが考えられます。この方向性は、革新性が高い一方で、多額の投資やリソースの再配分が必要です。
新規事業の成功には、自社の強みや市場の動向を的確に捉え、最適な方向性を選ぶことが求められます。それぞれの戦略には一長一短がありますが、事前にリスクとメリットを十分に検討することで、成功への道を切り開くことが可能です。

新規事業の成功のための8つの手順

新規事業の手順

新規事業の立ち上げは、アイデアの具体化、市場の分析、そして実行可能な計画作成が成功を左右するでしょう。これらのプロセスを体系的に整理し、一つずつ実施していくことで、不確定な要素を減らし、リスクを最小化できます。ここでは、新規事業を成功に導くための8つの具体的な手順を順を追って説明します。

①アイデアを出す

新規事業を成功させるためには、まず目指すべきゴールを明確にする必要があります。ゴールが定まっていなければ、努力の方向性が分散し、成功する可能性も低くなります。さらに、新規事業には特有のリスクが伴うでしょう。
既存事業とは異なる市場環境や競合他社の存在、そして顧客の反応など、さまざまな不確定要素が影響を及ぼします。これらのリスクを最小限に抑えつつ、着実に事業を進めるためには、体系的な手順を踏むことが重要となります。

②市場をリサーチする

新規事業を始める際、多くの企業や起業家はアイデアの段階でつまずきがちです。良いアイデアは、新規事業の基盤となりますが、そのアイデアが市場で実際に通用するかどうかを判断するのは別の話です。

ただのひらめきではなく、顧客の課題や未解決の問題をしっかりと理解し、それに対応するソリューションを提供することが大切となります。そのため、最初のステップでは、いかに効果的にアイデアを抽出し、それを評価できるかがポイントとなります。

③事業計画を作る

また、新規事業を進めるにあたっては、市場リサーチが欠かせません。市場リサーチは、潜在的な顧客層、競合環境、業界トレンドなどを把握するための重要なプロセスです。

特に、新規事業に取り組む場合、競合が多い市場や飽和状態の市場に進出することは避けるべきです。市場分析を行うことで、競争優位性を発揮できるポイントや、まだ手つかずの市場ニーズを発見できます。

④資金を調達する

事業計画を作成する段階では、具体的なビジョンを形にすることが求められます。このビジョンは、事業の方向性を示すだけでなく、資金調達やチーム形成においても重要な役割を果たします。

事業計画書には、具体的な目標、戦略、予算、リスク管理計画が盛り込まれている必要があるでしょう。この段階での計画がしっかりしていればいるほど、その後のプロセスで直面する課題に柔軟に対応できるようになります。

⑤事業を立ち上げる

新規事業には資金調達も重要な要素です。多くの場合、新しいアイデアを具現化するためには、初期投資が必要となります。この資金をどのように調達するかは、事業の規模や目的によって異なります。

銀行からの融資、投資家からの出資、クラウドファンディングなど、多様な手法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあるでしょう。そのため、事業の性質や目的に合った資金調達方法を選ぶことが大切です。

⑥サービスや製品を作る

事業を実際に立ち上げる段階では、初期の目標設定とスムーズな運営が求められます。このフェーズでは、チーム構成や業務プロセスの設計が重要になります。信頼できるチームメンバーを選び、全員が同じ目標に向かって進めるようにすることが成功への第一歩です。

また、運営開始後には、製品やサービスを具体化し、販売やマーケティング活動を進める必要があります。顧客にとって魅力的な製品やサービスを提供しつつ、適切なチャネルを通じて顧客にリーチする戦略が求められます。

⑦販売とマーケティングを実施する

最後に、新規事業の成功は継続的な評価と改善にかかっています。事業を開始した後も、成果を測定し、課題を特定して改善を図ることで、事業を成長させることが可能です。これらのプロセスを繰り返すことで、より強固な事業基盤を築くことができます。

⑧評価をして改善する

新規事業の評価は適切なタイミングで行うことが重要となります。評価の遅れはPMF(プロダクト・マーケット・フィット)の達成を難しくしたり、その期間を必要以上に長引かせたりするリスクがあります。そのため、事前に評価基準を明確に設定し、PMF(プロダクト・マーケット・フィット)に向けた調整を進めながら課題改善に取り組むことが求められます。

新規事業のアイデアのための3つのフレームワーク

新規事業のフレームワーク

新規事業のアイデアを具体化する際には、フレームワークを活用することで、考えを整理しやすくなります。フレームワークを用いることで、市場のニーズや競合状況を深く理解し、より実現可能性の高いビジネスアイデアを生み出すことができます。

①SWOT分析

SWOT分析は、自社の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を整理するための手法です。新規事業を立ち上げる際には、自社のリソースやスキルセットを見直し、市場のトレンドや競合の動向を把握することが重要です。例えば、自社の技術力が競争優位性となるのか、または新しい市場への参入に際してリスクがどの程度あるのかを把握することで、事業計画をより具体化できます。

②PEST分析

PEST分析は、政治(Political)、経済(Economic)、社会(Social)、技術(Technological)の視点から、外部環境を評価する方法です。このフレームワークは、新規事業が影響を受ける可能性のある外的要因を網羅的に検討するのに役立ちます。
たとえば、新しい法律が事業にどのような影響を与えるのか、経済情勢が需要にどの程度影響するのかを分析することで、計画の実現可能性を高めることができます。

③4P分析

4P分析は、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つの視点で市場を分析する手法です。この分析を通じて、ターゲット市場で成功するための戦略を明確にできます。
例えば、新規事業においてどのような価値を提供する製品を作るのか、その価格設定はどの程度にするのか、また流通経路や広告戦略をどのように構築するのかを具体化することが可能です。

新規事業の補助金や助成金

新規事業を立ち上げる際には、資金調達が大きな課題となります。こうした課題を解決するために、国や地方自治体が提供する補助金や助成金を活用することが有効です。これらの支援策を利用することで、初期費用の負担を軽減し、事業の安定したスタートを切ることが可能になります。
ただし、補助金や助成金を受け取るためには、申請要件を満たし、適切な計画書を提出する必要があるでしょう。計画書には、具体的な事業内容や予算配分、期待される効果などの明確な記載が求められます。

新規事業のコンサルの選び方

新規事業を成功させるためには、専門家の助言を受けることが効果的です。コンサルティング会社を選ぶ際には、自社の業界に詳しいか、または新規事業の経験が豊富であるかの確認が重要になります。
さらに、提供されるサービス内容や料金体系、過去の実績を比較することで、最適なパートナーを選ぶことができます。信頼できるコンサルタントと協力することで、計画の精度を高め、リスクを最小限に抑えることが可能となるでしょう。

まとめ

新規事業を立ち上げる際には、夢や希望がある一方で、不安や課題がつきまとうでしょう。
市場環境の変化や技術の進歩が進む中、企業にとって新規事業は競争力を維持し、持続的成長を実現する鍵となります。収益多角化やリスク分散、人材育成といった多面的な効果も期待されます。競合が少なく、自社の強みを活かせる市場を選び、顧客ニーズを的確に捉えることが成功のポイントです。

さらに市場の新規開拓や事業の多角化など、適切な戦略を選ぶことで、より実現性の高い計画が立てられます。これらを踏まえ、新規事業成功に向けた知識を深めましょう。

早坂遊羽

株式会社koujitsu 取締役 COO


京都大学卒業後、大手SIerにてITコンサルタントとして従事。官公庁や大手民間企業のプロジェクトにおいてメンバーとして関わる中で、よりハンズオンの支援に携わりたいと考えるようになる。その後PRコンサルタント、事業会社広報、人材事業立ち上げを経てkoujitsuへ参画。現職ではマーケティング事業部を統括しながら、プレイヤーとしてクライアントのマーケティング戦略企画・実務運用にも携わっている。

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