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新規事業の立ち上げメンバーの役割・選び方を解説

2025.06.25更新

新しい事業を立ち上げるとき、アイデアや技術ももちろん大切ですが、何よりも重要な点は「どのようなメンバーで取り組むか」です。 限られた時間と資金のなか、新規事業で成果を出すためには、それぞれの得意分野を活かしつつ、同じ目標 […]

新しい事業を立ち上げるとき、アイデアや技術ももちろん大切ですが、何よりも重要な点は「どのようなメンバーで取り組むか」です。
限られた時間と資金のなか、新規事業で成果を出すためには、それぞれの得意分野を活かしつつ、同じ目標に向かって前向きに行動できるメンバーを配置する必要があります。

本記事では、新規事業の立ち上げメンバーについて、役割の違いや選び方、チームを機能させるコツまでを具体的に紹介します。新規事業の立ち上げメンバーの選定や配置の参考にしてください。

新規事業の立ち上げメンバーに必要な4つの役割

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新規事業を成功させるためには、さまざまな役割を持つ人が集まり、チームとして連携することが欠かせません。ここでは、新規事業のメンバーを4つの役割に分けて、各メンバーがどのような役目を果たすか説明します。

1.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、新規事業のゴールを明確にし、計画通りに進めるための指揮をとる役割です。スケジュールの管理やメンバー同士の連携、経営層との調整など、広い視野で全体を見ながら適宜判断します。

また、トラブル発生時の対処や、社内外の関係者とのやりとりもプロジェクトマネージャーの重要な仕事です。プロジェクトの成功に向けて、周囲を巻き込みながら進めていく力が求められます。

2.プロジェクトコーディネーター

コーディネーターは、新規事業の立ち上げ時に起こるさまざまな情報や作業の流れを整理し、スムーズに進むよう、プロジェクトマネージャーを支える役割です。

たとえば、会議の準備や議事録作成、タスクの管理、必要な資料の整備などが主な仕事です。周囲のサポートをしながら、新規事業のチームメンバーが動きやすいよう環境を整えます。

プロジェクトのスピード感を落とさずに進めるために、プロジェクトコーディネーターは重要な役割を果たします。

3.プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーは、開発やマーケティングなどの特定分野に強みを持ち、専門的な判断を下すポジションです。現場で起きている課題を把握し、解決策や取り組みの方針をチームに伝えます。また、自ら試行錯誤を繰り返しながら、プロジェクトへの取り組み方を他のメンバーに示す役割でもあります。

プロジェクトリーダーが率先して新しいことや課題の解消にチャレンジすることで、新規事業の立ち上げの推進力が得られるでしょう。

4.プロジェクトメンバー

プロジェクトメンバーは、実際に手を動かして成果を形にする役割です。エンジニアやデザイナー、マーケターなどが担当し、それぞれの専門分野でプロダクトや施策を具体化していきます。

日々の業務に加えて、顧客の声を直接聞く機会を持つことで、よりよい商品やサービスのアイデアが生まれやすくなります。

新規事業の立ち上げに最適なメンバーを見極める選定基準

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新規事業に向いている人を選ぶ際、スキルだけでなく考え方や業務への姿勢も大事なポイントです。ここでは、新規事業のメンバーを見極める際、特に重視すべき3つの基準を紹介します。

リーダーシップと当事者意識があるか

新規事業は予定通りにいかないことが当たり前です。その際、自ら動いて道を切り開ける人が新規事業の立ち上げには必要です。
たとえば「これは自分の仕事ではない」と線を引かず、周囲を巻き込みながら物事を進める姿勢や、困難な場面でも粘り強く取り組む気持ちがあるかをチェックしましょう。

面接では過去にどんな課題に取り組み、どう解決したかを聞くと、その人の「当事者意識」を確認でき、新規事業への適性判断の材料として活用できます。

高い論理的思考力があるか

新規事業の立ち上げメンバーには、高度な論理的思考力があるか確認しましょう。新規事業では「なぜそう判断したのか?」を周囲に説明する場面が多くあります。物事を整理して順序立てて考えられる人は、仮説を立てて実行し、その結果を分析して改善するサイクルを高速で回転させられます。

新規事業の立ち上げメンバーを選考する際、ケーススタディを通じて、個人の考え方や伝え方を確認すると良いでしょう。

新規事業で目指すビジョンの共有が可能か

新規事業では、明確な答えがない中で進んでいくことが多いため「なぜこの事業をやるのか」というビジョンに共感できるかが重要です。能力が高い人材でも、新規事業で目指すビジョンに齟齬がある場合、チームとしての連携が難しく、能力を発揮できないおそれがあります。
面接や説明会の中で、事業の目標や想いをしっかり伝え、応募者がどれだけ共感してくれるかを確認しましょう。ビジョンへの共感性が高い人ほど、新規事業の立ち上げ時の積極的な協力、貢献が期待できます。

新規事業の立ち上げメンバー構成を成功させるコツ

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ただ優秀な人を集めるだけでは、チームはうまく機能しません。メンバーの組み合わせや役割分担が適切であることが、新規事業の成否を左右します。ここでは、構成の考え方や工夫すべきポイントを紹介します。

新規事業の立ち上げに関する経験者を1人以上含める

新規事業に関わったことのある人がいると、過去の経験を活かしてスムーズにプロジェクトを進められます。「何を先にやるべきか」「よくある失敗とは何か」などを知っていることで、ムダな試行錯誤を避けられます。

また、過去の実例を用いて社内での説明もしやすくなり、意思決定もスピーディーに行えるため、新規事業の立ち上げに関する経験者を、必ずメンバーに含めましょう。

将来の幹部候補の社員を含める

次世代のリーダー候補を新規事業チームに入れることで、現場での経験を積ませつつ、経営視点で物事を考える力も育てられます。彼らが組織全体の動きを理解するようになることで、新規事業と既存事業との連携もスムーズになります。

幹部候補の社員を新規事業の立ち上げメンバーに含めることで、企業の今後の成長にもつながるでしょう。

外部コンサルタントをメンバーに取り入れる

外部のコンサルタントをメンバーに加えると、自社だけでは得られない知識や視点を取り入れられます。その結果、短期間で課題を明確にし、プロジェクトの質を高めたり、新規事業の成長スピードも速くなるでしょう。

外部コンサルタントを活用する際の費用面が気になる場合は、成果報酬型などの契約にすることで、コストと効果のバランスも取りやすくなります。

プロジェクトメンバーを集める4つの実践的手段

新規事業を進めるには、適切なスキルを持った人材をタイミングよく確保することが大切です。ここでは、代表的な4つの手段について、それぞれの特徴とポイントを紹介します。以下で各手段のメリットと留意点を詳しく解説します。

1.自社採用でフルタイム人材を獲得する

正社員として人材を採用する方法は、チームへの長期的な貢献が期待でき、会社の文化へのなじみやすさがメリットです。
採用する際は、給与や働き方、チャレンジできる環境など、自社の魅力を明確に伝えることが大切です。特にスタートアップ的な成長環境や、失敗から学べるカルチャーを前面に出すと、挑戦意欲の高い人材へ効果的にアプローチできます。

ただし、人材を自社採用する場合、時間とコストがかかるため、事業フェーズに合わせた慎重な計画が求められます。

2.専門企業のリソースをアウトソースする

外部の専門企業やフリーランスと契約することで、短期間で足りないスキルを補えます。
たとえば、UI/UXデザインや法務対応など、特定の分野に絞って依頼すると無駄なく、効率的に外部のリソースを活用できます。契約時には成果物の内容やスケジュールを明確にし、進捗の確認や定期的な打ち合わせも忘れず行いましょう。

また、資料共有やペア作業の仕組みを整えて、外部の専門企業の知見を社内に蓄積できれば、将来的に新規事業の立ち上げで内製化可能な領域を増やせます。

3.M&Aで即戦力チームを取り込む

すでにノウハウを持った会社を買収、あるいは合併することで、そのまま即戦力のチームを確保できます。

新規事業に必要なスキルや知識を一括で得られるため、時間の節約にもつながります。ただし、買収にはコストと時間、手間がかかる点や、買収後に企業文化の違いによりトラブルが発生しやすい点に注意してください。

キーマンとなる人材が買収後・合併後にチームに残るよう、インセンティブ設計の工夫も重要です。

4.社内育成で潜在能力を開花させる

自社の社員を新規事業に育成・登用する方法です。OJTや社内研修、外部セミナーなどを組み合わせて、スキルの底上げを図ります。

新しいことに挑戦したいという意欲を持った人材を社内公募で募るのも有効です。実際のプロジェクトに早い段階で関わってもらうことで、より実践的な学びが期待できます。

育成には時間がかかりますが、会社の価値観を共有でき、専門性が高い人材を増やせるといった、長期的なメリットがあります。

集まったチームを新規事業の立ち上げ時から機能させるコツ

良いメンバーがそろっていても、すぐにチームがうまく動くとは限りません。ここでは、立ち上げ初期からチームとして成果を出すためのポイントを紹介します。

多様性を尊重しつつ結束を保つ

新規事業の立ち上げチームは、経歴やスキルなどさまざまな背景を持った人が集まりやすいです。だからこそ、お互いを理解し、信頼関係を築く工夫が必要です。定期的に雑談を交えたオフサイトミーティングを行ったり、これまでの経験を共有し合う時間をつくったりすると、メンバー間の距離が自然に縮まります。

また、メンバー同士が良い点をフィードバックし合う仕組みを導入すると、メンバー同士が信頼しあい、チームとしての連携を促すことが可能です。

シンプルで守りやすいチームルールを設定する

立ち上げ期に複雑なルールを作ると、動きが鈍くなることがあります。ルールは最初から完璧を目指すのではなく、シンプルで守りやすい内容にしましょう。たとえば「困ったときは24時間以内に相談する」「進捗は毎週共有する」など、行動につながるシンプルなルールの設定が効果的です。

守りやすいルールをメンバー全員が守りつつ業務を行うことで、チームのスピードと一体感を生み出す効果が期待できます。

説得より共感を重視した対話を行う

不確実な状況では、誰もが不安になりやすいため、新規事業の立ち上げ時は、論理だけではなく「共感」を重視した対話を意識しましょう。
顧客の声や実際の体験談を共有することで、メンバーのモチベーションの維持、向上につながります。また、対話相手の話に耳を傾け、理解しようとする姿勢を見せることが、信頼関係を構築する際の基本です。

綿密にコミュニケーションを取れるチームは、意見が対立した場合でも、前向きに議論し、より良い結論を導けるでしょう。

立ち上げ後に事業を軌道に乗せるチェックポイント

新規事業は、立ち上げて終わりではありません。初期の成果が見えてきたら、次は「継続的に成長させる」段階に入ります。このフェーズでは、定期的に事業の状態をチェックし、必要に応じて軌道修正していくことが重要です。ここでは特に注目すべき3つのポイントを紹介します。

必要人材を継続的に見直す

事業が進むにつれて、必要なスキルや人数は変わっていきます。たとえば、立ち上げ初期は少人数でもよかったチームが、サービス拡大に伴って運用担当やカスタマーサポートなどの役割を追加する必要が出てきます。

そのため、定期的に現在のチーム構成を見直し、どこに足りない人材がいるのかをチェックしましょう。人材の見直しは採用計画だけでなく、育成方針や組織構造の見直しにもつながります。

経費構造を常に最適化する

新規事業は収益が安定するまで時間がかかることも多く、資金繰りには特に気をつける必要があります。たとえば、毎月のサブスクリプション契約や外部サービス費用など、固定費を見直して変動費化を進めるだけでも、運営コストはぐっと下がります。

ツールや支出の可視化を行い、月ごとにレビューする体制を整えると、無駄が発見しやすくなります。

事業シミュレーションで意思決定を補強する

事業が進むほどに、顧客データや売上データが蓄積されていきます。これらの情報を活用して「次にどんな手を打つか」を判断することで、成功の確率を高めることができます。

複数のパターンを想定した事業シミュレーションを作成し、売上・コスト・人員などの条件を変えてシナリオ分析を行うと、どの方向性が現実的かを把握できます。

事業シミュレーションを行ってあらゆる事態を想定、準備していれば、急な変化にも柔軟に対応可能です。

新規事業の立ち上げに関するメンバーが不足する際の対処法

新規事業では、途中でスキル不足や人手不足が明らかになることも珍しくありません。そのままにしておくと、事業の進行に支障が出てしまいます。ここでは、新規事業を立ち上げる際のメンバー不足にどう対応すべきかを紹介します。

専門性が高い人材を採用する

「この領域だけが弱い」と明確になっている場合は、短期間で戦力になる人を採用する方法が一番の近道です。

たとえば、特定スキルを持った人材にターゲットを絞った求人や、スカウト型の採用などが効果的です。採用時には、仕事内容や報酬体系を明確にしておくと、ミスマッチが防げます。また、入社後はメンター制度などで社内に早くなじめるようにサポートしましょう。

外部コンサルタントを活用する

急ぎの課題に対しては、外部コンサルタントのような専門家にスポットで依頼することも有効です。

たとえば、数週間〜数ヶ月という短期間で、特定の問題を一緒に解決してもらうような形です。契約時に「何を、いつまでに、どのように」達成するかを明確にしておくことで、費用対効果も測りやすくなります。

また、チーム内でのワークショップや知識共有の場を作ると、社内にもノウハウが残りやすく、将来的に新規事業を立ち上げる際に、内製化可能な領域の拡大にもつながるでしょう。

まとめ

新規事業を成功させるためには、良いアイデアやマーケット分析以上に、「どんなチームで進めるか」が重要です。今後の成功のためには、以下の要素を意識しながら、チームを育てていくことが大切です。

  • ・明確な役割と目的を持ったメンバー選定
  • ・多様な背景を活かしたチームビルディング
  • ・事業フェーズごとの柔軟な見直し

新規事業の立ち上げにメンバーが不足する場合は、新たに人材を採用する方法や外部コンサルタントを利用する方法、時間をかけて専門性が高い人材を教育するなどがあります。それぞれの方法にメリット、デメリットがあるため、新規事業立ち上げの目的やスケジュール、予算などを考慮して適した方法を選択してください。

適切なメンバーを選定し、スムーズかつスピーディーに新規事業を立ち上げましょう。

koujitsu編集部

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