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新規事業の立ち上げで採用する6つの手順|効率的に進める方法も

2024.11.30更新

新規事業の立ち上げは、企業にとって成長や市場拡大を目指す重要なステップです。しかしながら、新規事業の成功は容易ではなく、多くの企業が人材確保の難しさに直面しています。新しい市場や製品に対応するには、専門知識を持つ人材や柔 […]

新規事業の立ち上げは、企業にとって成長や市場拡大を目指す重要なステップです。しかしながら、新規事業の成功は容易ではなく、多くの企業が人材確保の難しさに直面しています。新しい市場や製品に対応するには、専門知識を持つ人材や柔軟な対応力が求められるため、従来の採用方法では十分でないことがしばしばあります。

本記事では、新規事業における採用計画の重要性を詳しく解説し、採用課題や具体的な手順、さらに効率的な採用方法について実践的なアドバイスを提供します。

新規事業における採用計画の重要性

新規事業における採用計画の重要性

新規事業を成功に導くためには、適切な採用計画が欠かせません。採用計画は、単なる人材の確保だけでなく、事業全体の方向性を明確にし、円滑な事業運営を支える重要なプロセスです。新規事業では、事業の目標や課題が具体化しきれていない場合も多く、採用を通じてその輪郭を明確にしていく必要があります。また、現在の労働市場では人材の流動性が高まっており、柔軟で戦略的な採用計画が事業の成功を左右します。

採用を通して目標や課題を明確にする

採用計画を立案する過程では、事業の目標や直面する課題が自然と浮き彫りになります。新規事業では特に、必要なスキルや役割、成果目標が不明確なことが課題となりがちです。この計画を進める中で、事業に求められる具体的な能力やポジションを整理でき、チーム全体が共通のビジョンを持つ土台を築けます。

また、採用面談や選考過程では外部からのフィードバックを得る機会もあり、新しい視点で事業を見直すきっかけになることもあります。

人材の流動化に対応するため

近年、働き方や価値観の多様化により、人材市場の流動性が高まっています。リモートワークや副業解禁といったトレンドにより、求職者のニーズは大きく変化しているため、これらを踏まえた採用計画が大切です。新規事業においては、こうした流動性を活かし、必要なスキルや経験を持つ人材をタイムリーに確保することが求められます。

また、柔軟な働き方を許容する採用条件を提示することで、多様なバックグラウンドを持つ人材の獲得が可能となり、事業の革新性や競争力を高めることができます。

新規事業の採用に関する課題

新規事業の採用に関する課題

新規事業の採用活動は、既存事業とは異なる特有の課題を抱えています。これらの課題を解消するためには、採用のプロセスを見直し、柔軟かつ戦略的なアプローチを取る必要があります。以下に、新規事業の採用で特に問題となりやすい2つの課題について解説します。

経験者にこだわりすぎている

新規事業では、立ち上げのスピードやリスクを考慮して経験者を優先する傾向があります。確かに経験者は即戦力として期待できますが、その反面、柔軟性や新しい視点を欠く場合があります。新規事業では、未経験者や異業種からの転職者が持つ斬新なアイデアやアプローチが成功のポイントとなることも少なくありません。

また、経験者にこだわることで、採用市場が限られ、優秀な候補者を見逃すリスクが高まります。特に、経験よりも潜在能力や学習意欲が重要となるポジションでは、経験者に固執せず、幅広い人材をターゲットにすることで、より適切な人材を確保できる可能性があります。

採用基準が曖昧になっている

新規事業では、採用基準が明確でないケースが多く見られます。事業の立ち上げ段階では役割や責任が流動的であるため、必要なスキルや特性が具体化されていないことが原因の一つです。この曖昧さが続くと、採用プロセス全体に混乱を招き、結果的にミスマッチが発生しやすくなります。

採用基準が明確でないと、候補者選定の判断基準が統一されず、採用担当者間で評価のバラつきが生じます。また、基準があいまいなまま進めた場合、最終的に「なんとなくの印象」で採用を決めてしまい、長期的な事業運営に不利な影響を与えることもあります。

基準を明確にするためには、事業の目的やビジョンを再確認し、それに基づいて具体的なスキル要件や性格特性をリスト化することが大切です。また、採用チーム全体で基準を共有し、一貫性のあるプロセスを実現できます。

新規事業の立ち上げで人材を採用する際の4つの手順

新規事業の成功には、計画的かつ戦略的な採用活動が不可欠です。以下の6つの手順を通じて、採用プロセスを効率化し、事業に適した人材を確保する方法を解説します。

1.採用に関する課題を把握する

採用活動を開始する前に、現状の課題を洗い出すことが大切です。例えば、「応募数が少ない」「候補者の質が期待に届かない」「採用コストが高い」などの問題を特定します。これを行うことで、どの部分を改善すれば採用効率が上がるのかが明確になります。

課題を把握する際には、過去の採用データや面接時のフィードバックを活用すると効果的です。また、採用担当者間で情報を共有し、共通の認識を持つことが大切です。このプロセスが採用計画の土台となります。

2.自社に必要な人材を明確にする

新規事業においては、必要なスキルや経験、適性が明確でないことがよくあります。そのため、まず事業の目標を設定し、それに基づいてどのような人材が必要かを具体化することが求められます。スキルだけでなく、事業の文化やチームにフィットする性格特性も欠かせない要素です。例えば、即戦力が求められる場合には、同業他社での経験がある人材や専門的なスキルを持つ人を優先することが考えられるでしょう。

一方で、長期的な成長を視野に入れる場合は、ポテンシャルや学習意欲を重視した採用が適しています。これらのポイントを明確にすることで、採用活動が効率化されます。

3.採用方法を選定する

必要な人材像が明確になったら、それに最適な採用チャネルを選定します。現在では、求人サイトやリファラル採用、SNSを活用したダイレクトリクルーティングなど、多様な方法があります。新規事業の特性やターゲットとする人材によって、どの手法が最も効果的かを判断します。

また、採用エージェントや採用イベントを活用することも有効です。これらの外部リソースを使うことで、通常ではリーチできない優秀な候補者を見つける可能性が高まります。複数の採用チャネルを併用することで、より広範囲にアプローチできます。

4.採用計画を立案し会社全体へ共有する

採用計画は、単なるスケジュールや人数の目標を示すものではありません。新規事業の方向性や目的に基づき、採用の目的や期待する成果を明確にすることが必要です。この計画を具体的に立案し、関係者全体に共有することで、チーム全体の一貫性を保つことができます。
計画には、
具体的な採用人数や予算、スケジュールのほか、採用の基準やプロセスを明記します。また、採用活動の進捗をモニタリングし、必要に応じて計画を修正する仕組みを導入することも大切です。これにより、採用活動を継続的に改善し、新規事業の成功に繋げることができます。

新規事業の立ち上げで人材を募集する際の5つのポイント

新規事業の立ち上げで採用する6つの手順|効率的に進める方法も

新規事業の成功は、適切な人材の確保に大きく依存します。以下の5つのポイントを押さえることで、効率的かつ効果的に人材を募集し、事業を円滑にスタートさせることが可能です。

1.新規事業の立ち上げを経験した人材を募集する

新規事業の立ち上げに関する経験を持つ人材は、その過程で発生する課題に精通しており、即戦力として活躍できる可能性が高いです。例えば、事業計画の実行やリソース配分、未確定要素への柔軟な対応が求められる場面で、その経験が大いに役立ちます。

また、同様の経験を持つ人材は、心理的にも新しい挑戦に抵抗が少なく、自らの成功体験をもとに積極的に行動を起こせる点が魅力です。求人情報では、「立ち上げ経験者優遇」といった具体的な条件を明示することで、ターゲットとなる候補者を絞り込むことができます。さらに、経験者のネットワークを活用するリファラル採用も有効です。

2.事業に必要な人材のポジションを明確にする

新規事業における成功は、各ポジションに適した人材の確保にかかっています。そのため、事業の目標を達成するために必要な役割やスキルを明確化することが大切です。例えば、営業、マーケティング、開発といった具体的な職種を洗い出し、それぞれに必要なスキルセットや経験をリストアップします。

これにより、採用活動の軸が明確になり、求職者にも魅力的かつ具体的な求人情報を提供できます。採用計画を具体的にすることで、採用活動全体の効率性が向上し、ミスマッチのリスクの低減が可能です。

3.まずは業務委託などの契約社員を採用する

新規事業の立ち上げフェーズでは、不確定要素が多いため、正社員を採用するよりも、まずは業務委託や契約社員を活用することが有効です。このアプローチにより、柔軟性を確保しながら、適切な人材を見極めることができます。

特に、専門スキルを持つ人材やプロジェクトベースで働ける人材は、業務委託の形式で採用することでコストを抑えつつ、必要なリソースを確保できます。さらに、契約期間中にその人材の能力やフィット感を評価し、長期的な雇用につなげることも可能です。

4.近年の求職者の傾向を把握する

求職者のニーズや志向性の理解は、効果的な採用活動の基盤となります。近年では、リモートワークや副業を希望する人材が増えており、柔軟な働き方を提供できる企業が選ばれる傾向にあります。

また、企業のミッションやビジョンに共感できるかどうかを重視する求職者も多く、単に給与や福利厚生だけでなく、企業文化や価値観を明示することが大切です。こうした求職者のトレンドを取り入れることで、自社の魅力を効果的に伝えることができます。例えば、リモートワークの選択肢を明示したり、働きやすさをアピールする具体的な事例を求人情報に掲載することで、応募者の関心を引きつけることができます。

5.競合他社の採用傾向を把握して差別化を図る

競合他社の採用活動を調査し、それと差別化を図る戦略を立てることは、新規事業の採用において非常に大切です。競合企業が提示している条件や求めるスキルセットをリサーチすることで、自社ならではの魅力や強みを打ち出すことができます。

例えば、競合がリモートワークに対応していない場合、自社がリモートワーク可能であることをアピールすることで、他社との差別化が図れます。また、競合他社が特定のスキルを重視している場合、別の視点でポテンシャル採用を行うことで、より幅広い人材を獲得できます。

新規事業の採用を効率的に進めるサービス

新規事業の立ち上げでは、限られた時間とリソースで適切な人材を確保する必要があります。そのため、専門的な知見や効率的なプロセスを活用できる外部サービスの利用が効果的です。以下では、特に役立つ2つのサービスについて説明します。

採用コンサルティングサービス

採用コンサルティングサービスは、採用の戦略立案やプロセス改善に特化した専門的な支援を提供します。新規事業では、どのような人材を採用すべきか、またどのようなチャネルを活用するべきかが明確でない場合が多いです。
このような状況で、採用コンサルティングサービスを利用することで、事業目標に合った採用戦略を設計し、効率的かつ効果的な採用活動を実現できます。また、市場動向や競合分析の結果を反映した的確なアドバイスを受けられるため、採用の成功率を高めることが可能です。

採用代行サービス

採用代行サービス(RPO:Recruitment Process Outsourcing)は、採用プロセス全体または一部を外部の専門業者に委託する形態です。採用の手間を大幅に軽減し、企業内部のリソースを新規事業のコア業務に集中させることができます。
具体的には、求人票の作成、候補者とのやり取り、スクリーニング、面接調整など、時間と労力のかかる業務を一括して任せることが可能です。特に採用経験が少ない企業や、新規事業に専念したい場合に有効な手段です。

まとめ

新規事業の成功には、計画的かつ柔軟な採用計画が不可欠です。目標や課題を明確にし、適切な人材を確保することで、事業の成長を加速させることができます。採用の課題を認識し、適切な方法やサービスを活用することで、競争力のある新規事業を実現しましょう。

早坂遊羽

株式会社koujitsu 取締役 COO


京都大学卒業後、大手SIerにてITコンサルタントとして従事。官公庁や大手民間企業のプロジェクトにおいてメンバーとして関わる中で、よりハンズオンの支援に携わりたいと考えるようになる。その後PRコンサルタント、事業会社広報、人材事業立ち上げを経てkoujitsuへ参画。現職ではマーケティング事業部を統括しながら、プレイヤーとしてクライアントのマーケティング戦略企画・実務運用にも携わっている。

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