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MAツール比較|主要8製品の料金・機能を公式情報で整理、自社に合う選び方

MAツール比較|主要8製品の料金・機能を公式情報で整理、自社に合う選び方

MAツールを比べようとして調べ始めると、製品の数が多く、料金の出し方もばらばらで、どこから見ればよいのか迷いやすいものです。「おすすめ」として並んでいる製品も記事によって違い、結局どれが自社に合うのか判断しにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、国内でよく比較される主要8製品について、各社の公式サイトで確認できた料金と特徴を表にまとめました。そのうえで、製品名から選ぶのではなく、目的・顧客・運用体制から候補を絞るための比較ポイントと、導入後に使いこなすまでの進め方を紹介します。料金は2026年10月30日に各公式ページで確認した内容です。

MAツールを比べているものの決めきれない方は、koujitsuにご相談ください。目的や営業体制を伺い、ツール選びから運用の進め方まで一緒に整理します。
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主要なMAツールの違いは? 料金体系と得意な規模・用途が違う 無料から始められる製品、月額数万円台の国産製品、組織単位で年間契約する海外製品などがあり、含まれる件数や契約条件も異なる。
自社に合うMAツールの選び方は? 目的・顧客・体制から候補を絞る 何を自動化したいか、BtoBかBtoCか、CRM・SFAとの連携、運用できる人がいるかを先に決めると、比べる製品が自然に絞れる。
MAツールの料金を比べる際の注意点は? 月額以外の条件も合わせて比べる 初期費用、件数やPVの従量課金、最低契約期間、運用の人件費や外注費まで含めて、1年単位の総額で比べる。

MAツールとは?比較の前に押さえたい役割

MAツール(マーケティングオートメーションツール)は、見込み客の情報を集めて管理し、関心度に合わせて情報を届け、営業に渡すタイミングを見極める作業を仕組み化するツールです。資料請求やウェビナー申込などで得た見込み客は、すぐに商談になるとは限りません。その間の接点づくりを、人手だけに頼らず続けられるようにするのがMAツールの役割です。

比較を始める前に、MAツールで何ができて、何ができないのかを整理しておくと、製品ごとの違いが読み取りやすくなります。ここでは、主な機能、CRM・SFAとの違い、MAツールが役に立ちやすい会社の特徴を順に見ていきます。

MAツールでできる主なこと

多くのMAツールに共通する機能は、フォームでの見込み客の獲得、Webサイト上の行動の記録、メール配信、スコアリング、シナリオによる自動配信、効果のレポートです。たとえば、資料をダウンロードした人に数日おきに関連情報を届け、料金ページを何度も見た人を営業に知らせる、といった流れを設定できます。

製品によっては、ランディングページの作成、Webサイト上のポップアップ表示、LINEやSMSへの配信、名刺の取り込み、商談管理まで備えているものもあります。基本的なメール配信やリード管理はほとんどの製品にあるため、比較で差が出るのは「その先」の機能と使いやすさだと考えておくとよいでしょう。

CRM・SFAとの違い

MAツールとよく並べて語られるのが、CRM(顧客管理)とSFA(営業支援)です。ざっくり分けると、MAは商談になる前の見込み客を育てる段階、SFAは商談から受注までの営業活動、CRMは顧客との関係全体を管理する役割を担います。

実際の業務では、MAで関心が高まった見込み客をSFAに渡し、営業の結果をまたMA側に戻して次の施策に生かす、という往復が発生します。そのため、すでにCRMやSFAを使っている会社では、いま使っているツールとつながるかどうかがMAツール選びの大きな条件になります。HubSpotのようにCRM・SFA・MAを一つの製品群で提供しているものもあります。

MAツールが役に立ちやすい会社

MAツールが効果を出しやすいのは、見込み客の数がある程度あり、検討期間が長い商材を扱っている会社です。BtoBの商材のように、問い合わせから契約まで数か月かかる場合、その間に適切な情報を届け続ける仕組みがあると、商談の取りこぼしを減らしやすくなります。

反対に、見込み客がまだ少ない段階や、配信するコンテンツが用意できていない段階でMAツールだけを入れても、自動化する対象がなく成果が出にくくなります。インサイドセールスとの役割分担を含めて考えたい場合は、インサイドセールスの立ち上げ方の記事も参考になります。

MAツールのタイプと違い

MAツールは製品数が多いため、まずはいくつかのタイプに分けて、自社に合いそうなグループから見ると比較が楽になります。比較記事でもよく使われる分け方は、対象とする顧客、機能の広さ、提供元の3つです。ここでは、それぞれの違いを簡単に整理します。

BtoB向けとBtoC向け

BtoB向けのMAツールは、企業単位での見込み客の管理、Webサイトに訪問した企業の把握、営業への引き渡しなどに強みを持つものが多くあります。一人ひとりの検討状況を追いかけ、商談につなげることを重視した作りです。

BtoC向けの製品は、会員や購入者など多くの個人に向けて、購買データや行動に合わせた配信を行う機能が中心になります。メールだけでなくアプリのプッシュ通知やLINEなど複数のチャネルを扱うことが多いため、扱う顧客の数や配信チャネルを先に確認しておきましょう。この記事では、主にBtoBで比較されることの多い製品を取り上げています。

統合型と機能特化型

統合型は、MAに加えてCRMやSFA、Webサイト管理、分析などを一つの製品でまかなえるタイプです。データを一か所にまとめやすい反面、機能が多い分、設定と運用に手間がかかりやすい点を理解しておく必要があります。

機能特化型は、メール配信やWeb上の接客、訪問企業の把握など、特定の用途に絞った製品です。操作が分かりやすく、料金も抑えやすい傾向がありますが、事業が大きくなったときに別のツールと組み合わせる必要が出てくることもあります。今の課題と数年後の使い方の両方から考えると選びやすくなります。

国産ツールと海外製ツール

国産のMAツールは、日本語の操作画面やサポート、国内の商習慣に合わせた機能を前面に出している製品が多くあります。名刺の取り込みや、日本の企業情報を使った訪問企業の把握などがその例です。

海外製のツールは、世界中で使われている分、機能や外部連携の幅が広く、大規模な組織での運用にも向いています。一方で、料金体系が英語圏の考え方に沿っていたり、設定に専門知識が必要だったりする場合もあります。どちらが優れているというより、社内の体制と求める機能の範囲で選ぶものだと考えましょう。

主要MAツール8製品の比較表

ここでは、比較記事で取り上げられることの多い主要8製品について、各社の公式サイトで確認できた料金と特徴を表にまとめました。料金は2026年10月30日時点で各公式ページに記載されていた内容で、税の扱いや契約条件もできる範囲で書いています。公式ページで金額を確認できなかったものは「公式で要確認」としています。

ツール名 公式で確認できた料金 特徴・向いているケース
HubSpot Marketing Hub 無料版あり(最大2ユーザー、コンタクト最大1,000件)。有料はStarter・Professional・Enterpriseの3種で、円建て料金は公式料金ページで要確認 CRMと一体で使える。無料で試してから有料に移りたい会社
Adobe Marketo Engage Growth・Select・Prime・Ultimateの4パッケージ。金額の記載はなく問い合わせ オムニチャネルの施策や分析を大規模に行いたい会社
Marketing Cloud Account Engagement(Salesforce) Growth+ 月額150,000円から(組織あたり、年間契約が必要)。上位にPlus+・Advanced+・Premium+ Salesforceを使っていて、営業データと連携したい会社
SATORI 初期費用300,000円、月額148,000円(税別、年間契約、前払い一括) 匿名の訪問者へのアプローチを含め、国産ツールで手厚い支援を受けたい会社
SHANON MA(シャノンMA) 初期費用100,000円、月額60,000円から(税別、デジタルプラン)。契約期間は1年 イベント・セミナー運営もまとめて管理したい会社
Kairos3 Marketing スタンダードプラン月額20,000円から、プロプラン月額155,000円から(税別)。別途初期費用、最短利用期間12か月 低い月額から始めて、必要に応じてSFAも足したい会社
List Finder フリー0円、ライト初期費用100,000円・月額45,000円、スタンダード月額69,000円、プレミアム月額92,000円 BtoBの中小企業で、シンプルな機能から始めたい会社
BowNow 無料で使い続けられるフリープランあり。有料プランの金額は料金表資料で確認(税抜、最低利用期間1年) 費用をかけずにMAを試し、訪問企業の把握から始めたい会社

表の料金は、各製品の入り口となるプランを中心にまとめたものです。同じ「月額」でも、含まれる件数や契約期間、税の扱いが製品ごとに違うため、表の数字だけで高い・安いを判断しないようにしましょう。以下で、各製品の確認できた内容を個別に紹介します。

HubSpot Marketing Hub

HubSpot Marketing Hubは、CRMを土台にしたマーケティングツールです。公式ページによると、無料版は最大2人まで期間の制限なく使え、コンタクトは最大1,000件まで登録できるとされています(2025年12月時点の記載)。無料版でも、ワークフローなどによる自動化、メール作成、フォーム作成、広告効果の測定などが使えると案内されています(HubSpot 無料で利用開始できるMAツール)。

有料版はStarter・Professional・Enterpriseの3つのエディションがあり、上位になるほど機能の上限が緩和されます。日本円の料金は公式の価格表ページで案内されていますが、今回はページの内容を確認できなかったため、この記事では金額を載せていません。HubSpotの初期設定や基本の使い方は、HubSpotの使い方の記事で詳しく紹介しています。

Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engageは、Adobeが提供するMAツールです。公式の価格ページには、Growth・Select・Prime・Ultimateの4つのパッケージが掲載されており、具体的な金額は載っておらず、相談・問い合わせで確認する形になっています(Marketo Engage 価格とパッケージ)。

比較表によると、ユーザー数はGrowthが10、それ以外が25とされています。製品ページでは、メール・Web・イベント・ウェビナー・広告などを横断したキャンペーンの実行、リードスコアリング、マルチタッチアトリビューションによる分析、CRMとの双方向のデータ同期などが紹介されています(Adobe Marketo Engage 製品ページ)。施策の数が多く、複数の部門で使うような規模の会社に向いた製品です。

Marketing Cloud Account Engagement(Salesforce)

Marketing Cloud Account Engagementは、Salesforceが提供するBtoB向けのMAツールで、以前はPardotという名前で知られていました。公式の価格ページでは、Growth+が月額150,000円、Plus+が330,000円、Advanced+が528,000円、Premium+が1,800,000円と、いずれも組織あたりの月額で掲載されています(Marketing Cloud Account Engagementの価格)。

同じページには「月単位の製品はすべて年間契約が必要」と記載されています。取引先責任者は、Growth+からAdvanced+までが10,000件、Premium+が75,000件とされています。なお、ページ上ではエディション価格の税抜・税込は明記されていませんでした。SalesforceのCRMを使っていて、営業データとマーケティングをまとめて扱いたい会社が候補に入れやすい製品です。

SATORI

SATORIは、国産のMAツールです。公式の料金ページによると、初期費用は300,000円、月額費用は148,000円(いずれも税別)で、年間契約が条件となっており、契約は前払いの一括請求です。従量課金が発生する場合があるとも書かれています(SATORI 料金)。

基本料金には、回数制限のないオンラインサポート、ハンズオンセミナー、導入時のミーティングなどの支援が含まれています。機能面では、アクセス企業リスト、ポップアップ表示、フォーム作成、スコアリング、ステップメール、ホットアラート通知など、見込み客の獲得から育成までの機能が紹介されています。導入の立ち上がりに支援がほしい会社に向いています。

SHANON MA(シャノンMA)

SHANON MA(シャノンMA)は、株式会社シャノンが提供する国産のMAツールです。公式の料金ページでは、デジタルプランが月額60,000円、スタンダードプランが120,000円、エンタープライズプランが300,000円(いずれも税別)、初期費用は各100,000円と掲載されています(シャノンMA 料金)。

基本料金に含まれるリード登録数は、デジタル5,000件、スタンダード20,000件、エンタープライズ50,000件です。超えても機能はすぐに止まらず、超過分が従量料金として請求される仕組みです。イベント機能やZoom連携はスタンダード以上で使えるとされており、セミナーや展示会の運営とあわせて見込み客を管理したい会社に向いています。契約期間は1年間で、契約中の下位プランへの変更や途中解約は原則できないと書かれています。

Kairos3 Marketing

Kairos3 Marketingは、カイロスマーケティング株式会社が提供するMAツールで、同社のSFA「Kairos3 Sales」と組み合わせて使うこともできます。公式の料金ページでは、スタンダードプランが月額20,000円から、プロプランが月額155,000円から(いずれも税別)と掲載されており、別途初期費用がかかります(Kairos3 Marketingの料金)。

最短の利用期間は12か月で、日割りには対応していません。スタンダードプランでは、シナリオの件数やファイルストレージなどに制限があり、Webパーソナライズはプロプランかオプションで使えるとされています。まずは低い月額で基本的な機能から始め、必要になったら上位プランやSFAを足していきたい会社に合いやすい製品です。

List Finder

List Finderは、BtoB向けの国産MAツールです。公式の価格表には、フリープランが0円、ライトプランが初期費用100,000円・月額45,000円、スタンダードプランが月額69,000円、プレミアムプランが月額92,000円と掲載されています(List Finderの価格表)。

フリープランは登録できる顧客データが100件までなど、試用に近い内容です。有料プランでは、PV数や顧客データ数に応じた従量課金が別途加算されます。外部ツール連携は月額10,000円のオプションとして用意されています。なお、価格表のページでは税抜・税込の表記を確認できなかったため、見積もりの際に確認しておきましょう。

BowNow

BowNowは、無料から始められる国産のMAツールです。ずっと無料で使えるフリープランが用意されているのが大きな特徴で、Webサイトを訪れた企業名の把握、閲覧ページの記録、メール配信などを試せます。ただし、フリープランで作れるフォームは1つまでです(BowNow フリープランでできること)。

有料プランには、スタンダードやMA運用と架電代行を組み合わせたプランがあり、スタンダードの上限リード数は5,000件です。料金の金額は料金ページ上には載っておらず、料金表の資料で案内されています。表示は税抜きで、最低利用期間はフリープランを除いて1年間です(BowNow 料金プラン)。

8製品のうち、どれが自社に合うのか判断しにくい場合は、koujitsuにご相談ください。今の営業体制や見込み客の状況を伺い、候補の絞り込みからお手伝いします。
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自社に合うMAツールの選び方と比較ポイント

MAツール選びでつまずきやすいのは、機能の多さや知名度から先に候補を決めてしまうことです。使わない機能に費用を払い続けたり、反対に必要な連携ができなかったりする原因になります。ここでは、比較する前に決めておきたいことと、製品を比べるときの見方を順に紹介します。

何を自動化したいかを決める

最初に決めたいのは、MAツールで解決したい課題です。問い合わせ後の見込み客にフォローが行き届いていない、展示会やウェビナーで集めた名刺が眠っている、営業がどの見込み客から連絡すべきか分からない、など課題によって必要な機能は変わります。

課題がはっきりすれば、必要な機能も絞れます。メールのフォローを仕組み化したいならシナリオ配信、営業への引き渡しを改善したいならスコアリングとSFA連携、Webサイトを訪れた企業を知りたいなら訪問企業の把握機能、といった具合です。ウェビナー後のフォローを考える場合は、ウェビナー集客の方法とコツの記事で紹介している開催後の流れも参考になります。

顧客のタイプと件数を確認する

次に、BtoBかBtoCか、管理する見込み客が何件くらいになりそうかを確認します。MAツールの多くは、登録できるリード数やコンタクト数、PV数によって料金が変わります。今の件数だけでなく、1年後にどのくらい増えていそうかも見積もっておくと、契約後に想定外の追加料金が発生するのを防げます。

たとえば、シャノンMAはプランごとに基本料金に含まれるリード数が決まっており、List FinderやBowNowもPV数や顧客データ数に応じた従量課金があります。件数の数え方は製品によって違うため、同じ「5,000件」でも中身が同じとは限りません。見積もりの段階で数え方を確認しておきましょう。

CRM・SFAなど既存ツールとの連携

すでにCRMやSFAを使っている場合は、そのツールとデータを自動で同期できるかを必ず確認しましょう。CSVの手作業による取り込みしかできないと、営業とマーケティングで見ている情報がずれ、せっかくのスコアリングも生かせなくなります。

Salesforceを使っているならAccount Engagement、CRMもあわせて整えたいならHubSpotのように、既存環境に合わせて候補が絞れることもあります。SFAの設計や定着から見直したい場合は、SFA導入支援/運用代行サービスのページで支援の内容を紹介しています。

運用できる人と体制を見極める

MAツールは、導入すれば自動で成果が出るものではありません。シナリオの設計、メールや資料などのコンテンツ作成、数値の確認と改善を続ける担当者が必要です。担当者が他の業務と兼任している場合、多機能な製品を入れても使い切れないことがあります。

社内にどれだけ時間を割けるかによって、選ぶべき製品も変わります。操作がシンプルな製品にする、支援が手厚い製品を選ぶ、運用の一部を外部に任せる、といった選択肢を比べてみましょう。SATORIのように基本料金に導入時のミーティングやセミナーが含まれている製品もあります。

サポート内容と試せる範囲

比較の最後に確認したいのは、導入後のサポート内容と、契約前に試せる範囲です。オンラインでの問い合わせ対応だけなのか、定期的なミーティングや設定の支援まで含まれるのかは、製品やプランによって違います。有償の支援になる場合もあるため、見積もりで範囲を確認しましょう。

HubSpotやBowNow、List Finderのように無料のプランが用意されている製品なら、実際の画面を触って操作感を確かめられます。無料プランがない製品でも、デモや説明会で自社の使い方に近い操作を見せてもらうと、導入後のイメージがつかみやすくなります。

MAツールの料金を比べるときの注意点

MAツールの料金は、月額だけを並べても正しく比べられません。初期費用、従量課金、契約期間、運用にかかる人件費や外注費まで含めて、1年単位の総額で比べることが大切です。ここでは、見積もりを見るときに確認したい点を紹介します。

初期費用と月額費用

初期費用は製品によって大きく違います。今回確認した範囲では、SATORIは300,000円、シャノンMAとList Finderのライトプランは100,000円(いずれも公式記載の金額)で、Kairos3 Marketingは初期費用が別途かかるとだけ書かれていました。初期費用に何が含まれるのか、導入時の設定支援があるのかもあわせて確認しましょう。

月額費用も、組織単位で決まる製品、シート単位で決まる製品、件数で決まる製品があります。比較するときは、自社の利用人数と件数を当てはめた金額で比べないと、実際の支払額とずれてしまいます。見積もりを依頼する際は、想定する人数や件数を伝えておくと比較しやすくなります。

件数・PVによる従量課金

多くのMAツールは、基本料金に含まれる件数を超えると追加料金がかかる仕組みです。たとえばBowNowの料金ページでは、リード数は5千件ごとに10,000円、PV数は5万PVごとに10,000円の従量課金オプションが示されています(エントリープランを除く)。

従量課金がある製品では、見込み客が増えるほど費用も増えます。古いリストを整理せずにすべて登録すると、使っていないデータのために費用を払うことにもなりかねません。登録するデータの範囲を決め、定期的に整理する運用もあわせて考えておきましょう。

最低契約期間と解約の条件

MAツールは年間契約が基本の製品が多く、今回確認した中でも、Account Engagement、SATORI、シャノンMA、Kairos3 Marketing、BowNowの有料プランは、年間または12か月以上の契約が条件とされていました。途中で合わないと分かっても、すぐには解約できない場合があります。

シャノンMAの料金ページでは、契約期間中の下位プランへの変更や途中解約は原則対応しておらず、解約後はデータを閲覧できなくなるため事前のバックアップが必要と書かれています。乗り換えの可能性も考えて、データの書き出し方法や解約時の扱いを契約前に確認しておくと安心です。

ツール以外にかかる費用

ツールの料金のほかに、シナリオやメール、資料などのコンテンツを作る費用と、運用する人の時間がかかります。社内で対応すれば外部への支払いは増えませんが、担当者の作業時間が必要です。外部に任せる場合は、その分の費用を見込んでおきましょう。

こうした費用を見落とすと、ツールの月額は安くても、実際にはコンテンツが用意できず配信が止まってしまう、といったことが起こります。ツールの料金とあわせて、誰がどの作業をするのか、外部に頼む部分はどこかを決めてから予算を組むと、導入後に慌てずに済みます。

MAツールの料金だけでなく、運用にかかる手間も含めて比べたい方はkoujitsuにご相談ください。社内でできる範囲と外部に任せる範囲を一緒に整理します。
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MAツール導入から運用定着までの進め方

MAツールで成果を出すには、導入前の準備と、導入後の小さな改善の積み重ねが欠かせません。ツールを契約してから考え始めると、設定だけで時間が過ぎてしまいがちです。ここでは、導入前後に取り組みたいことを順番に紹介します。

目的とKPIを決める

最初に、MAツールで何を増やしたいのかを数字で決めておきます。商談の数、営業に渡す見込み客の数、メールからの資料請求の数など、事業の成果につながる指標を選びます。開封率やクリック率は途中経過を見る指標として使い、それ自体を最終目標にしないようにしましょう。

目標は、今の数字を確認したうえで決めると現実的になります。現状の見込み客の数や、問い合わせから商談になる割合を把握しておけば、導入後に効果があったのかを判断しやすくなります。

見込み客のデータを整理する

MAツールに入れる前に、名刺、問い合わせ、セミナー申込などに散らばっている見込み客のデータを整理しておきます。重複や古い情報が残ったまま取り込むと、同じ人に何度もメールが届いたり、正しくスコアリングできなかったりします。

あわせて、メールを送ってよい相手かどうかも確認しておきましょう。総務省の資料では、特定電子メール法の概要として、同意のない相手への広告宣伝メールの原則送信禁止、同意の記録の保存義務、受信を拒否した相手への再送信の禁止、表示義務が示されています(総務省 特定電子メール法の概要)。どの経路で同意を得たデータなのかを記録しておくことが大切です。

シナリオとコンテンツを用意する

次に、誰に、どのタイミングで、何を届けるかというシナリオを考えます。最初から複雑な分岐を作る必要はありません。資料請求をした人へのフォローメール、しばらく反応がない人への案内など、効果が見えやすい流れを一つか二つ作るところから始めましょう。

シナリオで届けるメールや資料、事例などのコンテンツも必要です。新しく作るだけでなく、営業資料や過去のセミナー内容など、社内にある素材を見込み客向けに整えて使うのも一つの方法です。コンテンツが足りないと配信が続かないため、作る順番と担当を決めておきましょう。

営業との引き渡しルールを決める

MAツールの成果を商談につなげるには、どの状態になった見込み客を営業に渡すのかというルールを、マーケティングと営業で合意しておく必要があります。スコアの基準、渡す方法、営業が対応した結果の記録方法を決めておきましょう。

営業に渡したものの対応されずに終わった見込み客は、またMA側で育て直す流れも作っておくと取りこぼしを減らせます。顧客データ全体の管理を見直したい場合は、CRM導入支援/運用代行サービスのページで、データの整理から配信の設計までの支援を紹介しています。

小さく始めて改善を続ける

運用を始めたら、月に一度など決まったタイミングで数字を確認し、効果のある施策に手間を寄せていくことが大切です。開封率が低ければ件名や配信のタイミング、クリック率が低ければ内容や案内の位置を見直す、というように、一つずつ原因を確かめながら改善します。

最初からすべての機能を使おうとせず、成果が見えた施策を少しずつ広げていくほうが、結果的に定着しやすくなります。数か月続けてデータがたまれば、スコアリングの基準やシナリオの分岐も、実際の反応をもとに見直せるようになります。

シナリオ設計や営業との連携ルールづくりから進めたい方は、koujitsuにお問い合わせください。導入前の準備から運用開始後の改善まで伴走します。
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MAツールの選定・運用を外部に任せる選択肢

社内にMAツールに詳しい人がいない、担当者が他の業務で手一杯という場合は、ツールの選定や初期設定、日々の運用を外部の支援会社に任せるのも一つの方法です。導入初期だけ支援を受け、運用が回り始めたら社内に移していく進め方もあります。

koujitsuのMA導入支援/運用代行サービスでは、MA戦略の立案、ツールの導入・初期設定、シナリオ設計、リードスコアリングの構築、メールの企画から配信、CRM・SFAとの連携、効果測定と改善までを支援しています。対応ツールとしてHubSpot、Marketo、Account Engagementなどを挙げており、すでに導入しているMA環境の改善だけを依頼することもできます。

HubSpotをすでに導入しているものの、基本機能しか使えていない、ワークフローや自動化の設定ができていないといった場合は、HubSpot導入支援/運用代行サービスで設定の見直しから運用ルールづくり、社内研修による定着までを支援しています。どのツールを選ぶかと、選んだツールをどう使いこなすかを分けずに相談できることが、外部に任せる利点の一つです。

外部に依頼する場合も、目的の決定やコンテンツの元になる情報の提供、営業との調整など、社内に残る役割はあります。任せきりにせず、定期的な報告を受けて方針を一緒に決める体制を作ると、費用に見合った成果につながりやすくなります。

まとめ

MAツールは、見込み客の情報を管理し、関心度に合わせて情報を届け、営業に渡すタイミングを見極める作業を仕組み化するツールです。主要8製品を公式サイトで確認すると、無料から始められるもの、月額数万円台から始められる国産製品、組織単位で年間契約する製品など、料金の出し方も得意な規模もさまざまでした。

比較するときは、製品名や機能の多さから選ぶのではなく、何を自動化したいか、どんな顧客を何件扱うか、既存のCRM・SFAとつながるか、誰が運用するかを先に決めて候補を絞りましょう。料金は初期費用、従量課金、契約期間、運用の手間まで含めて1年単位で比べ、最新の金額は必ず各公式サイトで確認してください。

MAツールの選定から導入後の運用まで相談したい方は、koujitsuにお問い合わせください。累計1,800社以上の支援実績をもとに、自社に合う進め方を一緒に考えます。
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