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ウェビナー運営マニュアル|準備から当日の進行・終了後までの役割分担とチェックリスト

ウェビナー運営マニュアル|準備から当日の進行・終了後までの役割分担とチェックリスト

ウェビナーを社内で回していると、「前回どうやったっけ」「当日は誰が何をするんだっけ」と毎回同じところで迷うことがあります。担当者の頭の中だけに手順があると、人が替わったときや開催回数が増えたときに、抜けや行き違いが起きやすくなります。

この記事では、ウェビナーの運営を準備・当日・終了後の3つの段階に分け、役割分担と進行の流れ、チェックリストの形で整理します。自社用の運営マニュアルを作るときの下書きとして使えるように、決めておく項目を順番に並べました。配信ツールの機能はZoomの公式情報で確認できた範囲だけを紹介しています。

ウェビナーの運営体制や当日の進め方を見直したい方は、koujitsuにご相談ください。企画から当日の配信、開催後のフォローまで、社内の状況に合わせて一緒に整理します。
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ウェビナー運営の流れは? 準備・当日・終了後の3段階で整理 準備で目的・役割・台本・リハーサルを固め、当日は進行表どおりに回し、終了後はお礼・アンケート・営業への引き渡しまで行う。
当日の役割分担は? 司会と配信操作は別の人にする 運営責任者・司会・登壇者・配信担当・チャット担当を決める。少人数なら兼務するが、話す人と操作する人は分ける。
当日の進行で押さえることは? 開始前の確認と冒頭の案内が要 開始前に音声・画面共有・録画を確かめ、冒頭で質問の送り方などを伝える。終了前にアンケートと次の案内を入れる。

ウェビナー運営マニュアルで決めておくこと

ウェビナーの運営マニュアルは、「いつまでに」「誰が」「何をするか」を、毎回同じ形で確認できるようにするための資料です。操作手順を細かく書き込むより、段取りと役割、判断の基準が書いてあるほうが、初めて担当する人にも引き継ぎやすくなります。

運営の流れは、大きく「開催前の準備」「当日の進行」「終了後の対応」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。この記事もこの順番で進めます。各段階の作業を最後にチェックリストとしてまとめているので、自社の運営に合わせて項目を足したり削ったりして使ってください。

マニュアルに入れておきたい項目

マニュアルに入れておきたいのは、開催の目的、役割分担、準備のスケジュール、当日の進行表、トラブル時の対応、終了後の作業の6つです。ここがそろっていれば、担当者が替わっても大きく崩れることはありません。

あわせて、配信ツールのアカウントの持ち主、申込者リストの保存場所、録画データの置き場所といった「どこに何があるか」も書いておくと安心です。当日になって管理画面に入れない、録画がどこにあるか分からないといった小さなつまずきは、意外と多いものです。

集客やツール選びとは分けて考える

ウェビナーの仕事は幅広いため、この記事では申込が集まった後の「運営」に絞って紹介します。告知の方法や申込を増やす工夫はウェビナー集客の方法とコツで、配信ツールの選び方はウェビナーツールの比較の記事で整理しています。

運営マニュアルを作るときも、集客の計画とは別のページにしておくと、当日の担当者が必要な情報だけを見られて便利です。集客担当と運営担当が分かれている場合は、申込者リストを渡すタイミングと形式だけ決めておけば、両方の作業がぶつかりにくくなります。

ウェビナー運営の役割分担

当日の役割分担は、「話す人」と「操作する人」を分けることが基本です。司会や登壇者が配信の操作まで抱えると、トラブルが起きたときに進行が止まりやすくなります。人数が少なくても、この線引きだけは守っておくと当日が落ち着きます。

主な役割は、運営責任者、司会、登壇者、配信担当、チャット・質問対応の5つです。下の表は役割ごとの主な仕事をまとめたものです。自社の人数に合わせて、誰がどれを担当するかを書き込んで使ってください。

役割 主な仕事 兼務するときの考え方
運営責任者 全体の段取り、当日の判断(中断・続行など)、関係者との連絡 配信担当と兼ねると状況を見ながら判断しやすい
司会 オープニング、登壇者の紹介、時間の管理、質疑の進行、クロージング 登壇者と兼ねる場合は時間管理を別の人に任せる
登壇者 講演、質問への回答 配信操作は持たせない
配信担当 配信の開始・終了、画面共有、録画、投票などの操作、配信画面の監視 司会とは兼ねない
チャット・質問対応 参加者からの質問の整理、操作方法の問い合わせへの返信 少人数なら運営責任者や配信担当が兼ねる

運営責任者:全体の段取りと当日の判断

運営責任者は、準備のスケジュールを管理し、当日に何かあったとき「続けるか、止めるか」を決める人です。判断する人が決まっていないと、トラブルの最中に関係者がそれぞれ動いてしまい、参加者への案内がばらばらになります。

登壇者が社外の人の場合は、資料の締め切りやリハーサルの日程の連絡も運営責任者がまとめて行うと、窓口が一本になって相手も動きやすくなります。当日は配信画面と裏の連絡チャットの両方を見られる場所にいるのが理想です。

司会:進行と時間の管理

司会は、オープニングとクロージング、登壇者の紹介、質疑応答の進行を受け持ちます。時間どおりに終わるかどうかは、ほぼ司会の時間管理で決まります。各パートの終了時刻を台本に書いておき、押しているときは質疑の時間で調整します。

登壇者が司会を兼ねる小規模なウェビナーもありますが、その場合は残り時間を知らせる役を別の人に頼んでおきましょう。話している本人は時間の感覚がずれやすいため、チャットや画面の外のメモで「残り5分」などと伝えるだけでも進行が安定します。

登壇者:話すことに集中する

登壇者には、話すことと質問に答えることに集中してもらうのが基本です。スライドの切り替えくらいは登壇者自身が行うことも多いですが、録画の開始や参加者の管理などは配信担当が引き受けます。

社外の登壇者を招く場合は、使う配信ツールに慣れているかを事前に確認しておきます。Zoomの公式ブログのチェックリストでは、Zoom Webinarsに不慣れなパネリストがいる場合、本番の約1週間前に技術的なリハーサルを行うことを勧めています(Zoom公式ブログ「Zoom Webinar Checklist」)。

配信担当:操作と配信画面の監視

配信担当は、配信の開始と終了、画面共有の切り替え、録画、投票の表示などの操作を受け持ちます。あわせて、参加者側からどう見えているかを別の端末で確認するのも大事な仕事です。主催者側の画面だけを見ていると、音声が届いていないことに気づけない場合があります。

Zoom ウェビナーでは、ホストが参加者の役割を切り替えられます。Zoomの公式サイトでは、パネリストを共同ホストに昇格させる、出席者をパネリストに昇格させる、パネリストを出席者に降格させる、といった操作ができると説明されています(Zoom公式サイト「ウェビナーとは何ですか?」)。誰をどの役割で入れるかは、配信担当が事前に決めておきます。

チャット・質問対応:参加者とのやり取り

チャット・質問対応の担当は、参加者から届いた質問を整理して司会に渡し、「音が聞こえない」といった操作の問い合わせに返信します。質問を内容ごとにまとめて司会に渡すと、質疑応答の時間を有効に使えます。

Zoomの公式サイトによると、Zoom ウェビナーの「質問と回答」機能では、出席者がウェビナー中に質問し、パネリストや共同ホスト、ホストが答えることができます。答えきれなかった質問は記録しておき、終了後のお礼メールで回答するなどの扱いを決めておくと、参加者の満足度を落とさずに済みます。

少人数で回すときの兼務の考え方

専任の担当者を5人そろえられる会社は多くありません。2〜3人で回す場合は、配信担当と司会を分けることを最優先にし、ほかの役割をどちらかに寄せると考えると決めやすくなります。たとえば、運営責任者とチャット対応を一人が兼ね、もう一人が配信担当、登壇者が司会を兼ねる形です。

参加者が多い回や、参加者に発言してもらう双方向の企画では、質問やチャットの量が増えるため、対応する人を一人増やすと安心です。展示会のように当日の役割を分けて動く考え方は、展示会マーケティングの進め方の記事も参考になります。

社内の人数でどう役割を分ければよいか迷っている方は、koujitsuにご相談ください。当日の司会進行の補助や配信管理、チャット対応など、足りない部分だけを支援することもできます。
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開催前の準備の手順

開催前の準備は、目的と形式を決める→ツールを設定する→台本と進行表を作る→参加者に案内する→リハーサルをするの順に進めます。後の工程ほど前の決定に左右されるため、順番を入れ替えないのがコツです。

目的と開催形式を決める

最初に、ウェビナーで何を達成したいかを決めます。新しい見込み客との接点を増やしたいのか、検討中の人に詳しく知ってもらいたいのかで、当日の内容も、終了後に営業へ渡す情報も変わります。目的は運営マニュアルの冒頭に一文で書いておきましょう。

目的が決まったら、終了後に何を見て成果を判断するかもあわせて決めます。申込数、当日の参加数、アンケートの回答数、個別相談の希望数など、目的に合った数字を一つか二つに絞って、毎回同じ方法で記録すると、回ごとの比較がしやすくなります。数字の取り方を最初に決めておかないと、振り返りのたびに集計の方法が変わってしまいます。

あわせて、ライブで配信するか、録画した映像を決まった時間に流すかといった形式も決めます。ライブは質疑応答で参加者とやり取りしやすい一方、通信のトラブルにその場で対応する必要があります。録画を使う場合も、質問への対応は生で行うのかなど、当日の体制を形式に合わせて考えます。

配信ツールを設定する

配信ツールの設定では、申込の受け付け方、登壇者の招待、参加者に許可する操作の3つを確認します。Zoomの公式サイトによると、Zoom ウェビナーは事前登録を必須にでき、登録時の質問をホストが追加できます。また、登録が終わった出席者には、一人ひとりに異なる参加リンクの付いたメールが届きます。

同じくZoomの公式サイトでは、出席者は視聴のみの参加者で、ホストが許可した場合にミュートを解除できると説明されています。チャットや質問を受け付けるか、匿名での質問を認めるかなども事前に決めて設定しておきます。ツールごとに設定の名前や場所は異なるため、実際の設定画面は各ツールの公式ヘルプで最新の情報を確かめてください。

台本と進行表を作る

台本は、司会が読むオープニングとクロージングの言葉、登壇者の紹介、各パートの開始と終了の時刻を書いたものです。「何時何分に、誰が話し、画面に何を映し、配信担当が何を操作するか」を一行ずつ並べた進行表にしておくと、関係者全員が同じものを見ながら動けます。

開始前に流す待機画面や、注意事項を伝えるスライドもこの段階で用意します。質問はどこから送るのか、録画は後日共有するのか、アンケートはいつ案内するのかといった参加者向けの案内は、冒頭で伝える内容として台本に書き込んでおきます。

台本は一字一句を読み上げるためのものではなく、全員が同じ流れを共有するためのものです。オープニングとクロージングだけは言葉まで書き、講演の部分は見出しと時間だけにしておくと、登壇者も自然に話せます。台本は前日までに関係者全員に共有し、リハーサルで実際に読み合わせておくと、当日に話す順番や画面の切り替えでずれが起きにくくなります。

申込者への案内とリマインドを準備する

申込者には、申込直後の確認メールと、開催前のリマインドを送ります。リマインドでは参加用のリンク、開始時刻、事前に確認してほしい視聴環境を伝えます。前日や当日の朝など、どの時期に何を送るかを決めておくと、毎回の作業が楽になります。

リマインドの時期の分け方や、参加率を上げるための工夫は、先に紹介した集客の記事で詳しく扱っています。運営マニュアルには、送信日時と文面の雛形、送信担当者だけを書いておけば十分です。

リハーサルで確かめること

リハーサルは、講演を通しで練習するよりも、音声、映像、画面共有、録画、役割の切り替えといった技術面を確かめる場として使うと効果的です。登壇者の部屋の明るさやマイクの音量、スライドの文字が参加者側で読めるかも、このときに確認します。

Zoomの公式ブログのチェックリストでは、ウェビナーを予定するときに練習セッションを有効にしておくと、ホストとパネリストだけが先に参加でき、準備ができたら配信を開始して出席者が入れるようになると説明されています。本番と同じ設定で一度試しておくと、当日の切り替えで慌てずに済みます。

当日の進行の流れ

当日は、開始前の確認、オープニング、講演、質疑応答、クロージングの順に進みます。下の表は、60分のウェビナーを想定した進行の一例です。時間配分は内容や形式によって変わるので、自社の台本に合わせて書き換えて使ってください。

時間の目安 やること 主な担当
開始の60〜30分前 集合、機材・回線の確認、練習セッションで登壇者の音声と映像を確認 全員
開始の15分前ごろ 画面共有と録画の最終確認、待機画面の表示 配信担当
開始直前 参加者の入室を受け付け、注意事項を表示 配信担当・司会
開始〜5分 オープニング(目的、登壇者、質問の送り方、録画の扱い) 司会
5〜45分 講演、時間の管理、質問の整理 登壇者・司会・チャット担当
45〜55分 質疑応答 司会・登壇者
55〜60分 まとめ、アンケートと次の案内、終了 司会・配信担当

開始前:集合と最終確認

当日は、開始時刻より早めに関係者全員が集まり、本番と同じ環境で音声と映像を確認します。Zoomの公式ブログのチェックリストでは、開始の30分前にウェビナーを開始して練習モードにし、15分前に音声・映像・画面共有の最終テストを行う流れが紹介されています。

あわせて、裏の連絡手段も確認しておきます。配信中は画面上で相談できないため、社内のチャットツールなどで運営メンバーだけの連絡用のスレッドを用意しておくと、「音が小さい」「次のスライドへ」といった合図を参加者に見せずに伝えられます。

オープニング:参加のしかたを最初に伝える

オープニングでは、ウェビナーの目的、登壇者の紹介、当日の流れに加えて、質問の送り方、録画や資料を後で共有するかどうか、アンケートのお願いを伝えます。これを最初に言っておくと、途中で同じ問い合わせが何度も届くのを防げます。

Zoomの公式ブログでは、出席者はミュートの状態で入室し、画面共有はできないがパネリストの映像と音声は見聞きできると説明されています。参加者側からは話しかけられない形式が多いため、司会が最初に「チャットや質問の欄から気軽に送ってください」と案内するだけで、反応が出やすくなります。

オープニングの言葉は、たとえば「本日はご参加ありがとうございます。ご質問は画面下の質問欄からいつでもお送りください。終了後にアンケートをお送りしますので、ご協力をお願いします」といった形で、短くまとめておくと読みやすくなります。最初の数分で参加のしかたが分かると、参加者も安心して講演を聞けます。

講演中:時間と参加者の様子を見る

講演中は、司会が時間を、配信担当が配信の状態を、チャット担当が参加者の反応を見ます。それぞれが見るものを決めておくと、気づくべきことを見落としにくくなります。配信担当は、参加者側の画面で音声や画面共有が止まっていないかを定期的に確かめます。

参加者に問いかけたいときは、投票機能を使う方法もあります。Zoomの公式サイトでは、ウェビナーの投票機能でホストがリアルタイムに視聴者の意見を確認できると紹介されています。使う場合は、どのタイミングで何を聞くかを台本に書き、配信担当が表示の操作をします。

質疑応答:質問を整理して司会に渡す

質疑応答では、チャット担当が届いた質問を内容ごとにまとめ、司会に渡します。司会は質問を読み上げ、登壇者が答えます。似た質問はまとめて紹介し、時間内に答えきれない分は後日回答すると伝えると、時間どおりに終えやすくなります。

質問が少ないときに備えて、司会があらかじめいくつか質問を用意しておくのも一つの方法です。Zoomの公式ブログのチェックリストでも、参加者が控えめな場合に備えて質問を用意しておくことが挙げられています。

クロージング:次の行動を案内する

クロージングでは、講演の要点をひとことでまとめ、アンケートへの回答と、個別相談や資料請求などの次の行動を案内します。アンケートは参加者の記憶が新しいうちに答えてもらえるよう、終了前にURLをチャットで送るなどして案内します。ツールに終了時のアンケート表示の機能があるかは、公式ヘルプで確認してください。

最後に終了の挨拶をしてから、配信担当が配信と録画を止めます。録画が止まっていない、または止まったつもりで保存されていないといったミスを防ぐため、配信を終えたら録画データができているかをその場で確認しておきましょう。

当日の進行表や台本の作り方から相談したい方は、koujitsuにお問い合わせください。配信環境の構築やリハーサルの進め方も含めて、当日の運営を一緒に組み立てます。
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トラブルへの備え方

ウェビナーのトラブルは完全には防げないため、起きたときに誰が何をするかを事前に決めておくことが大切です。症状ごとの一次対応を表にしてマニュアルに入れておくと、当日に迷う時間を減らせます。

よくある症状 一次対応の例 対応する人
登壇者の音声が聞こえない 裏の連絡でマイクの選択とミュートを確認してもらい、その間は司会がつなぐ 配信担当・司会
画面共有が映らない 共有をやり直す。だめなら配信担当がスライドを共有する 配信担当
登壇者の回線が切れた 司会が状況を伝えて待ってもらい、再接続を待つ。長引けば予備の資料で進める 司会・運営責任者
参加用リンクが届かないという問い合わせ 登録の確認メールの再送や参加方法の案内を返信する チャット担当
配信を続けられない 運営責任者が中断を判断し、後日の録画共有などを案内する 運営責任者

予備の手段を用意しておく

トラブルへの備えとして、登壇者のスライドを配信担当の端末にも置いておく、予備の回線や端末を用意するといった準備が役に立ちます。登壇者の回線が切れても、配信担当がスライドを映しながら司会が話をつなげば、参加者を待たせる時間を短くできます。

参加者からの「入れない」「聞こえない」という問い合わせには、返信の文面を事前に用意しておくと、チャット担当が落ち着いて対応できます。Zoomの公式サイトでは、ホストは登録者に確認メールを再送できると説明されているため、参加リンクが見つからない人への対応手順もマニュアルに入れておきましょう。

中断・延期を判断する人を決める

どうしても配信を続けられないときに、中断するか、続けるかを決める人を一人に決めておくと、参加者への案内がぶれません。判断する人は、配信の状態と裏の連絡の両方が見える運営責任者か配信担当にしておくのが現実的です。

中断した場合の案内文も用意しておきます。録画や資料を後日送るのか、別の日に開催し直すのかによって案内が変わるため、あらかじめ方針を決めておけば、当日は文面を少し直すだけで送れます。

終了後の運営の流れ

ウェビナーは、配信が終わったら完了ではありません。お礼の連絡、アンケートの確認、営業への引き渡し、振り返りまでを運営の一部としてマニュアルに入れておきます。ここが抜けると、せっかく集まった参加者との接点が次につながりません。

お礼と録画・資料の共有

終了後は、参加者と、申し込んだものの参加できなかった人のそれぞれにお礼の連絡を送ります。Zoomの公式ブログのチェックリストでは、終了後に登録者と出席者へメールを送り、録画と次の行動への案内を入れるよう勧めています。

録画を共有する場合は、登壇者に公開の範囲を確認してから送りましょう。社外の登壇者の話や、質疑応答で参加者の名前が映っている部分などは、公開してよいかの確認が必要になることがあります。講演の内容を資料にまとめて配る方法もあり、その作り方はホワイトペーパーの作り方で紹介しています。

アンケートの確認と営業への引き渡し

アンケートと参加の記録を見て、個別の相談を希望している人や関心の高い人を、営業やインサイドセールスに引き渡します。引き渡すときの基準と、渡す情報の項目は事前に営業と決めておきましょう。基準の作り方はリードクオリフィケーションの進め方の記事が参考になります。

引き渡した後の連絡は、ウェビナーの内容を覚えてもらっているうちに、間を空けすぎずに行うのが基本です。インサイドセールスの体制がこれからという場合は、インサイドセールスの立ち上げ方も確認してみてください。参加者の情報をMAやCRMに取り込んで、関心に合わせたメールを送る仕組みを作る場合は、MA導入支援・運用代行やHubSpot導入支援・運用代行のような支援を使う方法もあります。

振り返りとマニュアルの更新

終了後は、運営メンバーで短い振り返りを行います。申込数と参加数、アンケートの回答、当日のトラブル、時間配分のずれなどを確認し、次の回で変えることを運営マニュアルに書き足します。

振り返りの内容をマニュアルに反映し続けると、回を重ねるごとに自社に合った手順になっていきます。「次回はリハーサルを前日にする」「質疑の時間を長くする」といった小さな変更でも、記録しておけば次の担当者に引き継げます。

振り返りでは、良かった点と直す点を分けて書き残すと、次の担当者が読んだときに判断しやすくなります。参加者の質問の内容も、次のテーマを考えるときの材料になるため、一覧にして保存しておきましょう。振り返りの記録はマニュアルと同じ場所に置いておくと、探す手間がかかりません。

ウェビナーの参加者を商談につなげる流れを整えたい方は、koujitsuにご相談ください。お礼メールやアンケートの設計から、インサイドセールスとの連携まで支援します。
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ウェビナー運営チェックリスト

ここまでの内容を、段階ごとのチェックリストにまとめました。毎回このリストを上から確認していけば、大きな抜けは防げます。自社の運営に合わせて、担当者名や期限の欄を足して使ってください。

開催前のチェックリスト

開催前は、目的や役割など「決めること」と、ツールの設定や資料など「準備するもの」の両方を確認します。役割分担と進行表がそろっているかを特に確かめておきましょう。

確認すること チェック
開催の目的と、終了後に営業へ渡す情報を決めた □
開催形式(ライブ・録画)と当日の体制を決めた □
運営責任者・司会・登壇者・配信担当・チャット担当を決めた □
中断・続行を判断する人を決めた □
配信ツールの登録設定、登壇者の招待、参加者に許可する操作を設定した □
台本と進行表を作り、関係者に共有した □
待機画面・注意事項のスライド・アンケートを用意した □
確認メールとリマインドの文面と送信日時を決めた □
リハーサルで音声・映像・画面共有・録画を確かめた □
予備の端末・回線、スライドの予備データを用意した □

当日のチェックリスト

当日は、開始前の確認と、終了時の録画の確認が特に大切です。配信を止める前と止めた後に、録画が残っているかを確かめる習慣をつけておきましょう。

確認すること チェック
関係者が集合し、裏の連絡手段がつながっている □
登壇者の音声・映像・照明を確認した □
画面共有と録画を本番の設定で確認した □
参加者側の画面を別の端末で確認できる □
オープニングで質問の送り方・録画の扱い・アンケートを案内した □
質問を整理して司会に渡した □
アンケートと次の行動を案内した □
配信と録画を止め、録画データを確認した □

終了後のチェックリスト

終了後は、参加者への連絡と社内での引き渡し、振り返りまでを確認します。答えきれなかった質問への回答と、マニュアルの更新も忘れずに入れておきます。

確認すること チェック
参加者と欠席者にお礼の連絡を送った □
録画・資料を共有する範囲を登壇者と確認した □
答えきれなかった質問への回答方法を決めた □
アンケートと参加の記録を確認し、営業に引き渡した □
申込者や参加者の情報を顧客管理の仕組みに記録した □
運営メンバーで振り返り、マニュアルを更新した □

自社で運営するか、外部に任せるかの考え方

運営の手順が見えてくると、社内でできることと、手が足りないことの境目が分かりやすくなります。すべてを外部に任せるか、すべてを自社で行うかの二択ではなく、足りない役割だけを外部に頼む方法もあります。

たとえば、企画と登壇は自社で行い、配信の操作やチャット対応、リハーサルの進行だけを任せる形です。社内に配信の経験者がいない、開催回数が増えて担当者の負担が大きい、といった場合に検討するとよいでしょう。どの範囲を任せるかを決めるときも、この記事の役割分担の表が使えます。

koujitsuのウェビナー運営代行サービスでは、企画や集客から、当日の司会進行の補助、配信管理、チャット対応、開催後のお礼メールやアンケート、インサイドセールスとの連携までを支援しています。Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなどの主要な配信ツールに対応しており、定期開催にも対応しています。

外部に任せる場合は、配信ツールのアカウントを誰が持つか、申込者や参加者の情報をどこまで共有するか、録画データをどこに保存するかを最初に決めておきます。自社に残す役割と任せる役割を、役割分担の表の上で線引きしてから相談すると、見積もりや当日の動きの認識がずれにくくなります。

まとめ

ウェビナーの運営マニュアルは、準備・当日・終了後の3つの段階に分けて、役割分担と進行表、トラブル時の対応、終了後の作業を書いておくと使いやすくなります。役割は運営責任者、司会、登壇者、配信担当、チャット・質問対応に分け、人数が少ない場合も司会と配信の操作は別の人にするのが基本です。

当日は開始前に音声・画面共有・録画を確かめ、オープニングで参加のしかたを伝え、クロージングでアンケートと次の行動を案内します。終了後は、お礼の連絡と営業への引き渡し、振り返りまでを運営の一部として行い、気づいたことをマニュアルに書き足していきましょう。回を重ねるごとに、自社に合った運営の形ができていきます。

ウェビナーの運営を社内で続けられる形にしたい方は、koujitsuにお問い合わせください。累計1,800社以上の支援実績をもとに、企画から当日の運営、開催後のフォローまで一緒に考えます。
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